ダービー

競馬を知らん人間でも「ダービー」という名前ぐらいはしっとる。競馬で一番ビッグなレースやと。
帰りのデンシャミチ。席に座っていると正面に立っているオッサンの読んでいる東スポに「ダービー」と出てくるこの時期。ケイバズキなら即座にダービー卿CTという判断ができるが、そうでないと分からんやろうなあ。全然聞いたこともない馬ばかりが出てくるダービー。というより本当に競馬を知らん人間にしてみたら「今年のダービーはウオッカ走らへんの?」となるから、どのみち一緒やという話もある。
さて、ダービー卿CTを検討していくと、毎度のことながら人気サイドのみで決着という年がない。ここ10年で唯一2002年だけ10倍以下3頭で決まっている。その反面、「人気、人気、人気薄」というパターンも実は、10年近く遡らないとない。

2009年 10倍以下6頭
2008年 10倍以下5頭
2007年 10倍以下4頭(この年は人気サイド全滅)
2006年 10倍以下4頭(でも6番人気で11.7倍)
2005年 10倍以下4頭(なぜか勝ったダイワメジャーは3番人気という今からは考えられないレース)
2004年 10倍以下4頭(1番人気が1.9倍で3着の「1強」レース)
2003年 10倍以下6頭

今年は、今のところ5番人気のサニーサンデーが9.2倍、6番人気のセイクリッドバレーが11.1倍の「5頭混戦」。しかも1番人気トライアンフマーチは4.9倍。
同一レースの過去の傾向か、最近の中山の傾向か。どっちを優先させるか。
ワシは最近の傾向をとる。というのも、上位5頭のうち、中山巧者が何頭かいるから。これが4頭も3着に入らないというのは考えづらい。
そこで、5頭中、どの2頭を消すか。1頭は簡単。ファリダット。中山には合わない脚質で、不利な外枠に入って、騎手も中山ではB級騎手のアンカツ。しかもトップハンデ。PS指数でも買い材料はない。
もう1頭消せるか。
マイネルファルケは中山マイルは鬼。これは絶対消せない。
サニーサンデーも中山はいい。というより、中山マイルは2戦2勝。負ける時は派手に負けてるが、あとは僅差。内枠も引いて消せない。(9割方、この馬が馬券に絡むと思う)
トライアンフマーチは、中山は1回、しかも訳の分からん去年の皐月賞しか走ってないのでほぼ未知数も、とにかくマイルでは成績がいい。
さて、フィフスペトル。トンプウSを勝っていよいよ本格化、という向きもあるし、中山も馬券にならんかったんは訳の分からん去年の皐月賞、1回だけ。でも大外枠。
ここをどう考えるかよ。要するに去年の皐月賞は規格外ということで、成績のいい方を消すか、そこだけ悪かった馬を残すか。枠としては、12番も16番も似たようなもんと思う。リザーブカードを物差しにしたらどっちも能力は似たようなもんと思う。PS指数も30台と50台で○がつくというとこまで似ている。
唯一、あるとしたら、ハンデ。トライアンフマーチは、57キロというのは皐月賞以外で好走していない(というより、そもそも三冠レース以外で57キロを背負ったことがない)。フィフスペトルは57キロを背負って、前走快勝している。負かした相手2頭が今回1キロ減で来るけど、計算上は横並びでゴールできる。
そら、外やろ。
というわけで、軸3頭は決定。
ヒモは捻る必要もない。6、7、11よ。
ショウワモダンなんか、不当に人気がなさすぎる。これは先週の日経賞でもトーセンクラウンで思ったけど、状態がええのに、地味なために人気せん。
アンノルーチェは去年の小倉記念、10着とはいえ、0.2秒しか負けてない。その前後は、1000万、1600万と勝っているように、基本能力は十分ある。ハンデも軽いしなあ。内枠の先行馬やしなあ。
ヤマニンエマイユは、前走だけ見んかったらええ。あとはここ4走、OPと重賞で0.5秒以内よ。他にそんな馬、おらんやん。なんで最低人気やねん。
ゲイルスパーキーなんかカモよ。距離が短い。未勝利以外、馬券になってるんは全部2000以上やろ(走ってないだけやけど)。ましてや、最近行き脚がついてへんのに最内なんか引いたら、最後方から。それはしんどい。包まれて出せずに終了。もうそれだけよ。
実績から言うたらタケミカヅチやけど、さすがに1年ブランクあるしなあ。ただこの馬、中山は走るんよ。よっぽど状態が良さそうやったら買う。
そういうわけで、10点ぐらいよ。3連複で。ヤマニンエマイユが来てくれたら今年はチャラやな。