50

という数字が大きいのか少ないのか。
無駄な作業を行う対象が決定した模様である。
とりあえず今回、個人的には静観していられるので安心はしたが、それにしても世の中にはアホがようけおるなと改めて思った。
まず、作業の存在意義自体は、否定しない。無駄な組織もあるから、そういうところは合併したりすればよろしい。そういう見方は非常に全うであると思う。
しかし、やみくもに全法人、それも公益法人まで含めてやるというのは、はっきりいって、その行為自体に無駄が多すぎる。だから今回、約50という数字になったんであろうが、それでもまだ多いよって。そこまで無駄な組織はないやろう。
ワシも内実を少ししっている組織がいくつか含まれているけど、やっていることは決して無駄ではないと思われるところがかなり対象になっている。担当セクションの方々が気の毒だ。結局はお咎めなしというような、あるいは実効性の薄い勧告が出されるだけのアホーマンスに、彼ら法人の中の人たちは一体、何時間、何日間、作業に拘束され、通常業務もままならないことになることか。
参院選が近いのであせってやろうとしているのがミエミエで、前回最も批判の多かったと思われる「手法」について、何ら改善されていない状況でやってもしょうがないやろう。(少なくとも、対象法人を絞り込む作業をみていると全く改善は見られず、やみくもに膨大な資料を提出せよの一点張りで、提出するデータ、例えば公務員OBの基準一つとっても、作業中に二転三転する有様だ)


そんなアホーマンスに期待している愚民どもがまだいるというのが不思議でたまらない。
しかも、中には「公務員のボーナスを全額廃止にしたらいい」というバカまでいる。
そんなんやったら、公務員、おらんようになるで。
どうやって行政サービスやるん?
優遇された環境を作れとは言わんが、最低限、せめて一般企業の平均並の待遇を備えておかなければ公務員の志望者なぞ出てくるわけがない。一部のマスゴミで報道されているどうしようもない公務員など極々一部で、大半の方々は遅くまで仕事に精を出している。そんなん霞ヶ関の官庁街を夜の10時や11時に通ればすぐ分かる。
その辺も全く分からずに(というよりマスゴミの情報操作でほとんどの公務員が怠惰であると思い込んでいる)、「公務員=害悪」という図式を描いているバカ者どもやマスゴミが、どこぞの幹事長を増長させるわけである。こんな操りやすいバカどももおらんわと。


仕分けやってもええと思うよ。
ただ、やるんなら手法をきっちり固めなさいと。
事前調査にしても、本番の作業にしても、基本方針も何も決まらないまま指令を出すのではなく、合理的に(無駄を省くというのはそういうことやろ)、客観的に(仕分け人一個人の主観ではなく)、そして、成果のあがるような方策を作り上げてみなさいと。
自分で判断する能力のある国民は、すでにこの作業に何も意義を感じてへんよ。こんな不透明な作業には。
(かといって、自民党もボロボロで、仕分けの仕分けをやるとか、これまた無駄なことをやろうとしているらしい。どんだけ平和ボケした連中ばかりなんや、主力の国会議員は)