プラス収支のためのその2

ワシは考えた。
プラス収支にするためには、大穴を当てるか、手堅く貯めていくか。
大穴は、月に1回でもええから10万ぐらいの3連単を獲れたら十分プラスになる。
しかし、もしかしたら手堅く行っても10万ぐらいいけるんではないか?
大穴を獲るための馬券の買い方、というのは、考えるだけ無駄。3連単しか現実にはない。それも1着は1番人気ではダメで、外れ続けるストレスと闘いながら、軍資金が尽きないようにしなければならない。もっとも、買い目さえ絞れば1点100円で済むというメリットはある。
手堅く行く場合。やたら滅法打ち続けてはダメ。これはレースを絞らなければならない。かつ、1点あたりの金額も大きくなっていく。しかし、コロガシなら元手は少なくて済む。
コロガシの難点は、絶対に当て続けることが不可能なこと。せいぜい3連勝、2つ続けて当てるのかって難しい。
そら馬連で10点も20点も買ったら5つでも6つでも連続して当たる。けど、それではマイナスになる一方やわな。
それを解決するための方法は、全額ではなく一部だけを転がす。これしかない。1,000円儲かったら500円とか600円はとっておく。そうすれば外れたときに全くゼロから始めなおす必要はない。


大穴を獲った時の快感というのはタマラン。これはやめられんと思う。しかし、それ以上に外れ続けるストレスには堪えられん。そう考えると、手堅くいくやり方を東京開催のうちに試してみるのは手やろう。
手堅くいくといっても、いろいろある。
単勝
複勝
馬連
・ワイド
3連複
おおむねこの辺が手堅くいける券種やろう。うち、3連複はやってみて分かったけど、的中率は高くない。当たる時は3連単も当たるでいうぐらいの確率でしか当たらん(厳密にはもっといいと思うけど、狙って獲ることは無理よ)。


単勝は、というと、1点だけ買って当てるというのは存外難しい。もちろん、レースによっては返し馬まで見て「もうこれ以外ないやん」というのもある。そういう時は素直に買ったらよろしい。


複勝。これは、ない。安すぎる。2倍の複勝というと、単勝で10倍ぐらいの馬になる。それも3番人気までで決まってしまえば120円とか130円ということかってある。
ただ、完全に使い道がないわけではなく、例の「4頭もしくは5頭混戦」の時に、2頭ぐらい複勝を買っておくというやり方はある。うまくいけば2頭とも当たって、それが3番人気と4番人気ぐらいなら合わせて350円ぐらいにはなる。単勝350円を獲るのと難しさはそう変わらんと思う。(1番人気と2番人気を買うのはナンセンス)


馬連。これは絶大な効力を発揮する。1点勝負で10倍ぐらいを獲るのは、めちゃくちゃ難しいことではない。月に1回ぐらいそんなボーナスレースは存在する(し、実際に狙って獲っている)。また、3倍か4倍ぐらいの馬連なんかも、1日に1レースぐらいは存在する(というより、配当がええんなら6倍でも7倍でも狙いに行くべきよ)。
しかし、経験上、「1着3着」「2着3着」の地獄にはまるのは目に見えている。また、逃げ場のない馬券というのは、競馬に絶対がない以上、避けるのが上策である。とくにコロガシの場合は余計にそう。
逃げ場、という意味では単勝も一緒。2点以上買わない限り、単勝馬連も、外れる確率は高い。なので2点、3点買いになる。


ところで、ワイドである。
これは実は有効ではないかと気付いた。というのも、これは1点買いでも多少逃げ場がある。しかも1番人気と3番人気や4番人気ぐらいの組み合わせでも3倍から5倍ぐらいつくケースがある。
例えば、去年の2回東京開幕週。新緑賞は8頭立てで、どちらも単勝2倍台の人気馬が1着3着。これ、単勝でどっちかだけ買うのは多分難しい。馬連で1点勝負したら「1着3着や〜」と嘆いていたやろう。
しかし、間に挟まってるのは11倍の4番人気。比較的人気サイドで収まっているので3連複は780円、3連単は4,870円。
一方、ワイドは、さすがに1、2番人気の組み合わせでは140円にしかならんが、4番人気の絡んだワイドは340円と390円。これ、1番人気との組み合わせでも、1番人気と2番人気の馬連(230円)より高いんやで。
しかも、狙えないかというと決してそういうことはない。むしろ、複勝の次ぐらいに簡単に当てられるやろう。


そこで、混戦の法則から獲れそうなレース、獲れなさそうなレースを去年の2回東京開幕週で500万以上のレースだけ調べてみた。
データは順に、9倍以下の頭数、上位の単勝オッズ(小数点以下切捨て)、獲れそうな組み合わせのワイド配当

4/25
7R 4頭 34-1-8 310円
8R 4頭 2-6-7 370円、260円、890円
9R 3頭(該当せず)
10R 4頭 19-11-3 ×
11R 5頭 5-39-8 1,070円
12R 4頭 52-4-36 ×

4/26
6R 3頭(該当せず)
7R 4頭 4-9-10 (10倍台まで含めたら買えないことはない)1,370円、1,160円、1,040円
8R 3頭(該当せず)
9R 4頭 2-5-6 440円、380円、600円(これ、3番人気までの決着やで)
10R 2頭(該当せず)
11R 4頭 4-4-6 420円、550円、720円
12R 5頭 20-4-5 460円

これだけ見たら、2強、3強はやめた方がいい。大体、それで決まっても安いわな。
一方、4頭もしくは5頭混戦の場合、単純に3頭ボックスでもプラスになるケースが多い。少なくとも、1番人気から3番人気の3頭ボックスで1点しか当たらないという悲劇を回避すれば、大きくマイナスになることはない。
上位人気4頭から1頭だけ削る。
どや、簡単やろ!?
上位人気5頭から2頭削るのは、ちょっと難しいかもしれない。
また、4/26の7Rみたいに、実は7番人気で10倍台(ということは、パドック回ってる最中は6頭ぐらい混戦になっとったかもしれん)という超混戦のケースは、うまく3頭抽出できるんなら積極的に買うべきやろうが、無理して買うことはない。


そこから導き出したワイド必勝法(と書いて必敗法と読む)は、
1.パドックを回っている時点、あるいは午後になってからの前売りオッズで、単勝10倍を切るようなのが4頭のレースだけ買う。(これでかなりレースを絞れる)
2.上位人気4頭から、1頭だけ「これは連対できそうにない」馬を見つける。(全部買えそうなら買わない。1頭しか買えなさそうなら買わない。)
3.3頭残れば3頭ボックス、2頭だけ残れば1点勝負。金額は随意(得てしてコマの上げ下げをしすぎて儲からないケースも多いから単純に同額ボックスが手っ取り早いか)


この手順で、1日に2つか3つ。1レースに2千円か3千円。負けても5,600円ぐらい。勝てば転がしてウン万円。
どや! 不思議やろ!?


そううまくいくかね(笑い)
単勝ズバッと5連勝(来年からは最大2億円)とか、馬連1点で20倍的中とか、見栄だけ考えたらそっちの方がかっこええけどな。