スピーカー

トール型のスピーカーへ移行する前に、現状のIMAGE11/KAIのスタンドを換えてみた。
意表をつくもなにもあったもんではなく、AIRBOWの専用スタンド落下防止付き6万円コース。これでもちょっとしたスピーカーが1セット買えてしまう。
土日といろんなジャンルの音楽を試してみたが、全然違う音になって驚いた。
前は中音から高温にかけての響きが素晴らしかった。ピアノのソロを聴いていると幸せな気持ちになれる音だったが、いかんせん低音がスカスカで、全体の音のバランスは決して良くなかった。
ところが、今回スタンドを交換すると、最初の音から違う。中音域の伸びが今までよりも際立たない。というよりも低音域とのバランスが大きく変わって中音域が目立たなくなったということか。ほとんど聞こえなかったベースやコントラバスの音が鳴るようになった。もちろん、これだけコンパクトサイズのスピーカーなのでサブウーファーなし、というわけにはいかないが、つけなくても十分に楽しめるようになった。
大きさの割には重さのあるスタンドで、これがスピーカーをがっちり支えてくれるから安定感が出て、低音域を鳴らす時にもブレず、結果としてきっちり音が出てくるのではなかろうか。
とりあえず、次のスピーカーへのつなぎではあるが、悪くない買い物ができた。贅沢をいえば、もう少し安いと助かる。なんせペアで5万円程度のスピーカーにそれ以上の価格のスタンドなわけやからなあ。あるいは、これは最初からセットで10万ちょいのスピーカーと考えるべきなのか。