長いトンネルを抜けるとそこはホテル雪国だった

雨。馬券を買いに出かけるのが億劫になる天気だが、毎日駅まで行くより中山へ行く方が近い我が家ではそうでもない。当然、今日もウインズ中山へ出勤である。
最近、休みの日はできるだけ昼飯を自宅で作って食うようにしているので、今日のように午後イチから古馬のレースをやられると非常に困るのだが、一向に当たる気配のないWIN5のための資金を自助努力で作るために、PATで土曜のうちに千円ぐらい稼いでおくのも一つの手だと思い、6レースを買ってみた。馬単が6点で当たって2千円の払戻。これで明日はハッテンぐらいWIN5を買える。
というのが、今日の発端。
さて、障害レースはもう全部ケンと決めたので、9レースから参戦。
3連単は魅力的だが、当たらない。当たらないのはなぜかというと、無理やり点数を絞るからだろう。ならば、無理やり絞らなければいい。絞らないで買えるレースだけ3連単を買えばいい。
だいたい、3連単を絞り切れないのは2パターンあって、まず1着候補が多すぎるケース。これはどんな馬券を買うにしても点数が増えすぎるので純粋にケンすればいいレース。
もう1パターンは3着が絞り切れないケース。2着までをある程度絞れても3着が10頭ぐらいになると結構な点数になる。そういう時は、2着までの馬券を買えばいい。つまり、馬連馬単だな。
ここで考える。馬連馬単とどっちがいいか?
ボックスで買えば、馬連の倍だけ馬単の買い目が存在する。配当も倍ぐらいなのでどっちでもいいと思う。
ところが、フォーメーションで1着をある程度絞り込むと、実は馬単の方が期待値は高い。
例えば、1着に2頭、2着に4頭入れるとしよう。仮に、1着候補をA、B、2着候補をA、B、C、Dとする。これを馬連で買うと、AからBCDとBからCDの合わせて5点。馬単は、AからBCDとBからACDの6点。何と1点しか違わないのだ。それでいて配当は倍ぐらいになる。まあ、当然当たる確率は馬連の方が高いが…。
しかし、当たる時というのは存外、順番どおりに来るもので、「馬単なら外れてた」ということは少ない。なら当然、馬単で買うべきだ。
と最近、考えるようになった。
そして、馬単の延長線上に3連単があるのだと。
まず、馬単をきっちり獲れるようになってから3連単で勝負すべきなのではないか。
それで先週から馬単の修行を始めた。馬単では儲からないが、3連単も10点ぐらいですんなり買えるレースは3連単を買う。
東京9レース。頭候補は2頭ですんなり。しかし、ヒモに結構困って、基本的に頭は5番人気まで、2着は単勝20倍まで、3着は無制限、と決めているが、20倍を切るか切らないかというところまで考えるとなかなかの頭数になってしまった。できれば2−4で6点の形まで持っていきたいが、めんどくさいのと、こういうのを絞ると切った馬が来るので、2−5のハッテン買いをしてみた。

ウホッ、いい配当…
頭はきっちり抜け切っていたので焦点は2着争い。2でも11でも15でも全部持っているので何でもいいが、配当が全然違う。ここで最高目が来てくれるあたり、ついに不振脱出の2連勝かという勢いだ。
このまま今日は無敗で帰りたかったが、メインはあれは分からんわな。2着3着が。それでも買い目が少ないので、痛手を蒙ることがない。そこは単勝、ワイド、馬連でガツンと行くよりもローリスクで、金欠の貧乏人には有難いところ。
最終レース。先の10レースを観ていて、今日のダートは前へつける有利さがないことに気付いていた。ならばいつもと反対に差し、つまり青色の脚質重視で考えていけばいいだろうと。すると、人気どころではすんなり2と16に絞れる。後は2着候補。これも前づけの馬は除いて考えたらいい。せいぜい緑の脚質まで。しかし、後ろすぎても届かない。あっさりと買い目が決まる。

おお、もう…(にっこり)
結構儲かった。というより、今年一番の的中配当が3連単ではなく、馬単だというのも何だが、存外馬単は当てやすくて儲かるらしい。きっちりと馬場を読めれば。
点数を絞っていくのは、能力もあるが、やはり脚質による有利不利を考えていくのが一番手っ取り早いと思う。しかし、その脚質はこちらが思ったようにもならない(9レースなんて全く反対のプリンセスメモリー逃げという展開になった。結果オーライだが)。だから、1点だけではなく、必ず2点は買い目を作って逃げ道を作っておくことが、外れないためのコツではないだろうか。点数は増えてしまうが、そこのバランスがうまく取れるレースこそ勝負レースなのだろう。


さて、今日も恒例の締めの言葉で。
明日も勝つ!
(その後、再び超大型連敗街道に突入する)