ドメーヌ・ブリアのボージョレー

馬券が当たったからというわけではない。木曜日に西船駅前の酒屋で買ってきた。何というわけでもないが、昼間に会社の同僚と酒の話をしていたら「そういや今日はボージョレーの解禁日」という話題になって、久しぶりに買ってみようと思っただけだ。
そもそも、重めのワインが好きなので、ボージョレーはそれほど好みではない。しかも以前に安いのを買ったらえらい不味かった。ある意味トラウマ的な出来事でもある。
そこそこの値段のものを買えば、それなりに飲めるんではないかというのと、今年はかつてないほど天候がよく、非常にデキのいいワインであるという話だというのも決め手になった。まあ、「今までで最高のデキ」という言葉に騙されてはいけないということは馬券氏なら誰でも知っていることだが(笑い)。
さて、ドメーヌ・ブリア。酒屋のおいちゃんの話だとボージョレーの何かの委員長をやっているブリアさんが、個人農園で栽培して醸造した秘蔵のものらしい。
グラスに注いでみるときれいな紫色。やはり若い。フレッシュな香りが辺りに漂う。これはハズレではなさそうだ。
一口飲んでみると、それほど酸味は強くなく、ほどよく渋みを感じられる。これがよく飲んでいるボルドーとの大きな違いだ。本当に好みの問題かもしれないが、こういうのを好きだという人もいるんだろう。個人的にはやはり軽く感じてしまう。コクがないもの。
それでも、これまで飲んだボージョレーの中ではかなり美味い部類に入ると思う。少なくとも、ちゃんと飲めるし。やっぱりコンビニやスーパーの安売りボージョレーがカスだという結論か。