知られざる東京競馬場の秘密

東京競馬場のコース特性のイメージ。
・広い
・大回り
・なので枠順による有利不利は少ない
・ただし千八や二千は変なスタート位置のため内枠が有利
が一般的なところだろう。
ところが、これを覆すデータを発見した。


なんと。
東京芝2400mは、2000mよりも内枠が有利なのだ!!!


参考。
フヂワライノオト
http://fudiwarai.blog82.fc2.com/blog-entry-42.html


千八はさすがに内枠が圧倒的に有利という数字が出ている。3つごとに区切っていって1番から6番は買いで、7番から12番は割引、13番から外は基本的に買ってはいけない
二千はというと、それよりもう少しマシだ。同じく3つごとに区切ったら1番から12番までは買っていいが、13番から外はダメ。特に16番から18番はどんな馬が入ろうと買ってはいけない


ところで二四はどうか?
実は買っていいレベルの数字が出ているのは7番まで。広くとっても1番から9番までしか買ってはいけない


これらの距離は日本有数のビッグレースの行われるコースだ。
ダービー、オークス秋天ジャパンC。G1だけでもこんなにある。
試しに過去20年分ぐらい、これらのG1の馬番別勝ち馬を調べてみた。

秋天

12.2.14.1.14.1.13.18.(中山).10.13.9.6.12.4.1.10.8.2


18番というのはシンボリクリスエスだ。過去5年間で全条件で一度も連対馬の出ていない超悶絶枠から完勝だが、何せ相手がツルマルボーイテンザンセイザ。確かに勝てそうだ。
ただ、これだけ抜けていないと18番枠から勝つのは無理。
19回中13番より外の馬が勝ったのは3回。頭数で12頭以下というのはオフサイドトラップが勝ったアノ年1回だけ(12頭)。15頭以下の年もそれを含めて3回だけなのでかなり信頼度は高い。
10番前後の馬も結構勝っているので、12番より内であればそこまで差はないといえそうだ。

ダービー

秋天以上に能力差の大きいレースがダービー、オークス。何せ将来のG1○勝馬と万年1000万クラスの馬が一緒に走るわけだから。その条件でも枠順に左右されるのか――
5.1.1.1.3.2.5.12.13.3.18.4.2.5.18.13.14.17.10.15


昔は2桁の馬番ばかり勝っているが、21世紀に入ってからは3頭だけ。それ以外の8頭は全て5番以内という徹底ぶりだ!
もちろん、全ての年でフルゲート18頭出走である。
これで来年のダービーは5択に絞れる??

オークス

こっちはさらに能力差があるはずだ。牡馬相手にG1を勝ち負けできる馬と牝馬限定1000万ですら掲示板に載れない馬が一緒に走る。
4.17(18).7.15.2.9.4.13.3.10.13.5.16.6.16.15.5.3.13.2


こっちは存外バラけている。2桁の馬番も半分ぐらい勝っているし、同着の2010年は大外2頭が勝ち馬だ。
ところが実は法則性が見出せる。21世紀に入ってから2桁馬番が勝っている年はほとんど稍重なのだ。
良馬場で2桁馬番が勝ったのは
2001年レディパステル(13番)と、
2002年スマイルトゥモロー(10番)。
つまり馬場改修(2002年〜2003年)後は一度も良馬場で2桁馬番が勝っていないことになる。
まあ、ダービーでは馬場状態も含めて内枠しか勝っていないんだが…

ジャパンC

2.6.16.4.6.14.9.1.6.8.13.11.3.14.4.4.8.14


やはり馬場改修後というのがカギのようだ。
9番より外で勝ったのが、
2004年ゼンノロブロイ(9番)
2005年アルカセット(14番)
2008年スクリーンヒーロー(16番)
よくスクリーンヒーローなんかが勝ったなとは思う。
それ以外は全て6番以内で、ダービーとほぼ同じ傾向だ。


これをみても分かるように、東京芝2400mというコースは極端に内枠が有利なコースなのである。
あまり知られていないので結構使えるのではないかと思う。