金本引退

我らがガチムチ六尺兄貴こと金本選手が本日をもって現役を引退した。
この駄文ブログを始めてからの期間がかなり重なる阪神での在籍期間だが、本当に何度金本を褒めて、何度けなしたか分からないぐらい、この10年間は金本のチームだった。阪神のこの10年間は金本なしにはありえなかった。
金本が絶頂に達した時代には2度も優勝したし、金本が右肩に致命傷を負ってからは暗黒時代に転落したし、金本の状態がそのまま阪神の成績につながっている。
本当にありがとう。
カンシャの気持ちがまずある。
そして、来年以降、一体どんなチームになっていくのだろうという不安。良くも悪くも金本という心棒があったからまっすぐ立っていられた阪神という野球集団は、芯なしトイレットペーパーのような状態で再スタートする。早く芯に通さなければ簡単に潰れてしまうだろう。暗黒の正念場はこれからだ。
金本が最後に言っていた。横浜は今年、監督が一番目立っていた。選手がもっと目立たなければならない。あれは3塁側に向かって言っていたが、実は1塁側にも向けているということを、阪神の若手連中は意識しなければならない。あれを「金本さん、最後まで笑いをとるなあ」とか呑気なことを考えているような連中は一生鳴尾浜でよろしい。
最後まで残された者たちを心配してくれてありがとう。
そして、おつかれさんどした。