メイショウロフウ

先週の結果を整理していて気付いたのでメモ(ほぼ個人的備忘録)。


1/5(土)の京都3レースで勝ったメイショウロフウ。これがかなり強そうだ。
単純に勝ちタイムを見れば分かるが、1.23.5という時計は同日最終レースの1000万条件のトキノエクセレトの勝ちタイムより0.1秒速い。同日の7レース古馬500万条件が1.25.0、翌日の3歳500万条件が1.25.6であることを見ても圧巻の好時計だ。
ただ、タイムが速いというのは単にハイペースだったからということもある(というよりこっちのケースが結構あり、次走人気して飛ぶことがよく見られる)。中身が大事なのだが、ペースを見てみよう。


メイショウロフウは逃げて800mの通過タイムが47.3秒。2番手追走のスマートレパード(2着)が47.5秒、3番手のミキノノボリリュウ(6着)が47.7秒。6番手から後ろはかなり置いていかれている。
同日の1000万条件と比較すると、800m通過が47.4秒。こっちは一団になってレースが進んでいる。このクラスとすればまずまずのペースだろう。
ほぼ同じペースで同水準のタイムであることを考えれば、メイショウロフウの時計はすでに1000万クラス、つまり3歳の中ではG1レベルだと考えていい。


対戦相手との比較をしてみると、2着のスマートレパードとは0.8秒差。これはもちろん、ペースが速かったので翌日の3歳500万条件よりも速い時計だが、さらに注目すべきは3着のカノヤプレジデント、4着のエーシンフィネースの時計だ。それぞれ1.26.2、1.27.4と大きく開いている。単純に相手が弱かったと見ることもできるが、上位の能力が相当抜き出ていることの証でもある。


メイショウロフウがかなり強い馬だろうということは覚えておくべきだ。が、間違いなく人気もするだろうからしばらく馬券の対象にはならないだろう。
馬券的には、このレースで負けた馬を覚えておきたい。中でも1000万レベルのハイペースを追走できた馬に注目だ。
スマートレパード(2着) 47.5+36.8=1.24.3
ミキノノボリリュウ(6着) 47.7+40.0=1.27.7
エーシンフィネース(4着) 47.8+39.6=1.27.4
ドラゴンオサム(8着) 47.8+40.2=1.28.0
それぞれの800m通過タイムと上がり3F、走破タイムを示したが、47.8秒という通過タイムは、この週の他の同距離のレースなら次のような通過順になる。
古馬500万 4番手
古馬1000万 6番手
3歳未勝利 2番手
3歳500万 1番手(実際に逃げた馬は48.2秒のペース)
もし、同じペースで走ったら逃げかそれに近いポジションを確保できる。未勝利戦で先手を取れるというのは非常に大きな武器だ。
もちろん、次走はそんなペースでは走らないだろうが、先行力があるということは覚えておくべきだ。
スマートレパードは確実に人気するだろうが、次走はほぼ確勝だ。残りの3頭もたとえ人気がなくても何らかの形で馬券に組み込むべきだろう。