フェブラリーS

昨日、重賞で内田を信用してはいけないと書いたら、フェブラリーSどころかダイヤモンドSで即勝たれてしまった(笑い)。


さて、フェブラリーSだが、今年は混戦模様。こういう時こそ基本に立ち戻ることが大事だ。


フェブラリーSの行われるのは東京のダート1600m。コーナーは2つということもあり、短距離戦のイメージが強い。しかし、太古の昔からフェブラリーSは中距離馬が強いことになっている。
過去10年の勝ち馬をみても、9頭は1700m以上の重賞(中央。交流ならG1。)を勝ったことがあった。(そもそも重賞未勝利の馬は問題外。)
例外の1頭はメイショウボーラーだが、この馬とて弥生賞2着、皐月賞3着の実績を持っていた。
つまり純然たるスプリンター、マイラーは勝てないのだ。
これだけで消える馬が大量発生だ。
1.3.5.7.12.13.15.16は買えない。
微妙なのは同じ東京ダート1600mの武蔵野Sを勝っているナムラタイタンとイジゲンだが、とりあえず保留しよう。


次にこのレースは先行馬が絶対有利なのだ。中距離馬が有利なのも同じ理由だが、コーナーが2個のため、テンからペースが上がり、直線も長く、坂もあるので底力が要求される。切れ勝負よりも持久力勝負になりやすいのだ。
去年は追い込んだテスタマッタがやってまったが、例外と考えた方がいい。
その点を考慮して残りの馬を検討していく。


グレープブランデー
スピード不足。以上。


ナムラタイタン
最近は中距離でも実績を残しているが、元々は1400や1600で先行してしぶとかった馬。中距離重賞こそ勝っていないが、前走は1800の東海Sで2着、2走前は2000の東京大賞典で4着。しかも、JCダート東京大賞典は鉄橋鉄を履いていたらしい中での4着だ。今回はもう鉄橋鉄を外して調教しているらしい。ということは脚部不安がなくなったと見られる。


エスポワールシチー
もう以前のような粘りがなくなってしまった。ペースの緩む2000ならごまかしも利くだろうが…


8イジゲン
デビュー以来、1600〜2000に限定して走ってきた。重賞は武蔵野Sだけだが、本質的にはマイラーではない。ただし、必ずといっていいほど出遅れる。1度だけきっちり出たことがあり、1600万特別を圧勝したが、例外。ルーラーシップを忘れてはいないだろう?


ヤマニンキングリー
シリウスS限定で好走するのは、やはりそこだけに適性があるからだろう。去年の当レース9着。


10ワンダーアキュート
スピード不足。去年は追込の流れで3着が一杯。


11カレンブラックヒル
メンバー中、数少ないG1馬で、東京1800も芝だが勝っている。しかも先行馬。ゆえに人気してしまっているが、フェブラリーS四千年の歴史の中で初ダートの馬が勝った例はない。どころか馬券すら1頭しか絡んでいない。何か越えられない壁が存在するとしか思えないのだ。5番人気ぐらいならちょっと狙っても面白いかもしれないが。


14テスタマッタ
去年のはフロック。誰が何と言おうとフロックだ。1着から3着が全て追込なのだから、全く例年とは異なるレースだと言っていい。ただ今年も前へ行く馬が揃ったのでやってまう可能性はある。が、基本的には考えづらい。唯一にして最大の買い材料は岩田。G1で1番人気でないそこそこ上位人気馬の岩田というだけで買う価値がある。


まっすぐ考えたらナムラタイタン。騎手だけみて考えたらテスタマッタ。存外オッズもいいので単勝2点買いでいいだろう。