騎手と馬主の関係
以前に調べたことがあるのだが、とにかく1回とか2回とかいう組合せも多く、あまり有効ではないと思ってよしたのだが、某誌に中堅以下騎手と中小馬主の組合せについて載っていたのでちょっと調べてみた。データは過去3年。
まず、あまり勝っていない組合せはそもそも見る必要がない。来ない組合せではなく、来る組合せだけを調べてみた。そこで3年間で10勝以上している組合せ限定にした。約3万5千通り中、これだけでたったの54件に絞れる。この54件を覚えておけばいいだろう。騎乗回数、1着数と勝率を示しておこう。
何はさておき、まず社台グループだろう。
サンデーレーシング
福永 30/130 23.1%
岩田 25/111 22.5%
横山典 21/102 20.6%
蛯名 14/90 15.6%
松岡 11/84 13.1%
池添 14/64 21.9%
社台レースホース
蛯名 39/148 26.4%
横山典 31/141 22.0%
北村宏 17/134 12.7%
吉田豊 13/111 11.7%
田中勝 14/93 15.1%
浜中 18/91 19.8%
福永 14/86 16.3%
三浦 14/81 17.3%
柴田善 11/70 15.7%
Mデムーロ 13/65 20.0%
川田 10/64 15.6%
吉田照哉
岩田 10/28 35.7%
キャロットファーム
福永 29/111 26.1%
蛯名 12/97 12.4%
岩田 14/88 15.9%
横山典 16/76 21.1%
田辺 11/62 17.7%
川田 14/55 25.5%
社台RHはやや手広いが、基本的には、
関東:横山典、蛯名
関西:福永、岩田
だ。3月以降、ここに戸崎が割り込んでくることが予想される。(彼は南関で社台馬に結構乗っていた。)
次はマイネル軍団。
ラフィアン
丹内 27/501 5.4%
柴田大 19/341 5.6%
松岡 23/251 9.2%
和田 26/221 11.8%
大野 10/118 8.5%
ビッグレッド
丹内 25/430 5.8%
柴田大 26/373 7.0%
松岡 24/217 11.1%
社台に比べれば勝率はかなり落ちる。ラフィアンとビッグレッドの明確な使い分けはなく、勝率はほぼ同じ。単純に関西にビッグレッドが入っていないだけか。
関東主場は、柴田大、松岡
関西主場は、和田
ローカルは、丹内、大野
という騎手起用だろう。
他は基本的に個人馬主。唯一セゾンレースホースだけ10勝しているお抱え騎手がいるクラブ馬主だ。
ダノックス
小牧 12/51 23.5%
(意外だが、ここは騎手の乗り替わりが激しいため、10勝以上の騎手があまりいないのだろう。外人やリーディング上位から小牧への乗り替わりが決してマイナスではないのに、人気が落ちてオイシイ組合せかもしれない。)
ノースヒルズ
佐藤 11/65 16.9%
栄進堂
川田 22/128 17.2%
岩田 16/98 16.3%
川須 11/65 16.9%
浜中 10/52 19.2%
(このラインアップなのでローカルのエーシンは川須が一番買いとも言える。)
薗部博之
田中勝 10/65 15.4%
(たぶん宗像厩舎という要素のオマケ付だと思う。)
金子HD
福永 11/62 17.7%
蛯名 13/57 22.8%
小林百太郎(ニホンピロ)
酒井 13/115 11.3%
(これは去年の暮れに注目されてしまったが。)
松岡隆雄(サンライズ)
北村友 11/101 10.9%
(存外知られていないと思う。)
森中蕃(シゲル)
川須 10/105 9.5%
(ということはローカル以外では勝ってはいけない馬主ということか。川須が年間60勝級の騎手として、エーシンとシゲルで20勝。全勝鞍の約1割だ。)
太田美實
岩田 10/29 34.5%
(ローマンレジェンドのコンビ)
大城敬三(ダイワ)
北村宏 22/212 10.4%
(最近和解した模様)