帝王賞の展望

ものすごいメンバーが揃った。
最近のダートG1の勝ち馬を挙げてみると、
かしわ記念 ホッコータルマエ ○
フェブラリーS グレープブランデー ×
川崎記念 ハタノヴァンクール ○
東京大賞典 ローマンレジェンド ○
ジャパンCダート ニヒンピロアワーズ ○
JBCクラシック ワンダーアキュート ○
帝王賞 ゴルトブリッツ ×


引退してしまったゴルトブリッツを除けば、グレープブランデー以外が勢揃い。現役では他にエスポワールシチーがいればG1勝ち級が全て揃う。
ところが、気をつけたいのは、全てのレースにおいて勝ち馬が違うということだ。
スマートファルコンのように無敵の存在はいない。どの馬も力量は互角だろう。
となると最後にものを言うのは適性。
特に今週はそこまで馬場が回復しなさそうなので、スピード型の馬が有利だろう。
こういう時は持ち時計を比較してみるのも一つの手段。
1800だと、1484のワンダーアキュートが1位、1485のローマンレジェンドが2位、1487のフォーティファイドが3位だ。
1900では、1537のワンダーアキュートが1位、1543のテスタマッタが2位。
2000では、2018のワンダーアキュートが1位、2022のテスタマッタが2位。
2100では、2116のエナージバイオが1位、2119のトーセンルーチェが2位、2124のニホンピロアワーズが3位、2125のワンダーアキュートが4位。
ワンダーアキュートの持ち時計が抜けていて、実はこの馬が一番スピード型の馬場に合っているように思える。
ローマンレジェンドもあまり走ったことがないだけで、スピード型だろう。
逆にホッコータルマエは道悪で勝っている時も時計は遅く、本質的にはパワー型ではなかろうか。
また、ニホンピロアワーズは良馬場の1800で1488という勝ち時計がある。去年のジャパンCダートだ。前年が1506の勝ち時計から0.7秒負けていて、パワー型の馬場が合わなかったようにも考えられる。


枠順と展開がカギだが、時計が出れば差し馬には厳しいだろう。ローマンレジェンドは2着はあっても頭はない。
内のワンダーアキュートか、外のニホンピロアワーズか。
明日、明後日の出目を見ながら決めたいが、現に高速決着の去年のジャパンCダートの結果から考えればニホンピロアワーズだろうか。
連下にテスタマッタをお忘れなく。