船橋のナイター開催に思う

今年の船橋開催も全て終わった。全レース終了後に左海騎手会長も話されていたが、来年6月からはナイター開催がスタートする。船橋競馬にとっては大きなターニングポイントとなる年になるだろう。
ナイター開催になると、まず客層が変わると思う。大井ほどの立地条件は揃っていないので、川崎に近い感じになるのではないかと思うが、それでも若い層や女性客が増えるだろう。はっきり言うと、その点では川崎より立地条件はいいと思う。隣にららぽーとがあるので、買い物ついでにナイター競馬というコースができる。うまく競馬組合がそういう連携を図ってくれれば、大井と同じく定番スポットとして定着できるかもしれない。たとえば、馬券をいくらか買うことでららぽーとのショップやレストランで使える割引券がもらえるとか、逆にららぽーとで買い物をすると船橋競馬の入場無料券がもらえるとか。
ナイター開催をやれば累積赤字が減少するとのんきには構えないでほしい。設備費などの初期投資も相当かかったであろうし、開催をすれば電気代もかかるだろうし、支出に関しては、昼間開催よりも確実に嵩むはずである。単純に売り上げが増えたと喜んではいけない。極端にいえば、売り上げが爆発的に増えなければこの試みは失敗だと思うのだ。
ナイター開催をやらなくても累積赤字は解消できる。それは浦和競馬が証明している。しかし、川崎競馬のようにナイター開催が累積赤字解消のための一つの手段であることは間違いない。だからこそ、これを上手く活用し、早期の累積赤字解消と経営の安定化を図ってほしいと願うのだ。
まあ、個人的には、大井みたいなチャラチャラした感じよりも、今の船橋みたいな薄汚れたいかにも昔の鉄火場風な方が落ち着くのではあるが(笑い)。しかし、昼間開催だと平日休みの日か、外回りサボって(いやいや、そんなことしてませんよ!)しか行けないので、せいぜい1開催1回しか行けないが、ナイターだとその気になれば毎日後ろの2つぐらいはやれるなあ(という客層も上手く取り込んでほしいのだ)。