重賞の予想

日曜東京11R フェブラリーS

過去10年の勝ち馬の前走は、
ジャパンCダート 3頭(すべて1着)
川崎記念 2頭(1着と取消) 取消はヴァーミリアンでさらにその前は東京大賞典1着
根岸S 2頭(1、3着)
平安・東海S 2頭(1、2着)
フェアウェルS 1頭(9着)
去年のコパノリッキーのローテーションが異常なだけで、基本はG1からかトライアル的重賞から。それも勝っているのが望ましい。
枠順は8頭が12番以降と圧倒的に外枠有利。
実力馬がきっちり能力を出し切れたら伏兵馬の出番はないということ。
ただ、今年の枠順は、実力馬が内に入ってしまったので悩みどころ。
4 コパノリッキーは、枠順だけ。
5 カゼノコは、力もつけてきたが、メンバーの弱い交流重賞ならともかくJRAのG1では位置取りが厳しい上に枠もよくない。騎手起用も正直、これは勝負起用とはいい難い。
11 ワイドバッハは、ぎりぎりの枠。これもカゼノコ同様展開が向かないとしんどい。レイティングをみてもコパノリッキーを差し切れるとは思えないので、コパノリッキーの自爆待ち。
14 インカンテーションは、元々前目でレースをしていた。追い込んだこの2走は度外視する手もあるが、レイティングはやや不足。乗り替わりも単純にはよく映るが、実はあまり起用指数は高くない。枠順は非常にいい。
というわけで、コパノリッキーに素直に降参すべきだろう。が、内枠の危険性とオッズを天秤にかけるとどうも勝負しづらいレースだ。
穴はサンビスタスズカマンボ追悼馬券。まあ純粋にチャンピオンズC4着ですしね。

土曜東京11R ダイヤモンドS

過去10年の勝ち馬の前走は、
万葉S 3頭(1〜3着)
AJCC 2頭(どちらも3着)
有馬記念 1頭(4着)
日経新春杯 1頭(1着)
師走S(ダートのOP特別) 1頭(14着)
1600万特別 1頭(2着)
1000万特別 1頭(2着)
で、芝のレースはいずれも2200m以上。
ダートの師走Sを除けば、G1の有馬記念以外は全て3着以内なのでこれは必須条件と考えていい。かといって、格下のレースでも2着や3着でOK。
とはいえ、圧倒的に有利なのは万葉S、AJCC組。半分はここから。それに2200m以上の重賞ということで日経新春杯
注意したいのは、前走ステイヤーズSというローテーションでは1度も勝ち馬が出ていないことだ。ある程度間隔が詰まっている方がいいのだろう。
それを踏まえると、
2 ステラウインド(蛯名) 前走万葉S 1着
9 ニューダイナスティシュタルケ) 前走万葉S 3着
11 シャンパーニュ(酒井) 前走万葉S 2着
13 アドマイヤフライト(藤岡兄) 前走日経新春杯 3着
かつ、枠順は内の方がいい。10番より外は2勝。うち1頭は前走が有馬記念4着のフォゲッタブルだから、実質1頭みたいなもんだろう。この時点で2択。
斤量的に有利なのはニューダイナスティ。着差がないのに片や2キロ増、片や据え置き。そりゃ据え置きの方でしょう。
石坂厩舎はこの2年間でシュタルケ騎手の起用は1回もないが、今回は馬主(サンデーR)の指名でしょう。こっちは20回起用で起用指数が65あり、十分重賞で狙える。

日曜小倉11R 小倉大賞典

こっちの前走はえぐい。2010年は中京改装の影響もあって中京開催だったため9年分。
中山金杯 4頭(2、4、7、10着)
AJCC 1頭(11着)
毎日王冠 1頭(14着)
ファイナルS(芝1600のOP特別) 1頭(14着)
ディセンバーS 1頭(8着)
1600万特別 1頭(1着)
極論すると、前走大敗している方が勝てる(笑い)。
1600万勝ちからの勝ち馬は去年のラストインパクト。この馬は、それまでに小倉は2000mを1回走って勝っていた。さらに菊花賞4着の実績もあった。
中山金杯2着からのローテーションはアサカディフィート1回目。翌年も勝っているように小倉巧者で、前年が4着(この時のローテーションも中山金杯2着から)。さらに2年前も4着(この時のローテーションは中山金杯1着から)。他の中山金杯からの馬が大敗組も混じっているので、中山金杯の着順はどうでもいいが、小倉実績は重要だ。
ただ、9頭中6頭が重賞からのローテーションであるように、重賞を負けてきた小倉巧者というのが狙い目だろう。
枠順は、リピーターのアサカディフィートメイショウカイドウを除くと10番以内。よほどのことがない限り10番より内枠から選ぶべきだ。
1 ダコール(藤岡兄)
前走日経新春杯で、2年前の2着馬。小倉はその2着のほか、1600万勝ち、小倉記念4着がある。
3 アロマティコ(藤岡弟)
前走は休み明けの京都牝馬Sで、前年の5着馬。小倉1800は1000万と1600万勝ちで通算3戦2勝。
7 スマートギア(津村)
前走はアルゼンチン共和国杯で、去年は12着だが、3年前の2着馬。小倉記念3着もある。ただし、転厩初戦(松永昌→岩戸)。厩舎ランクはかなり低下する。
9 ヒットザターゲット(古川)
前走はジャパンCで、2年前の勝ち馬。ちなみに前走は2.1秒差のボロ負けだが、2走前は秋天で0.2秒差5着、3走前は京都大賞典で0.3秒差4着、4走前は宝塚記念で0.7秒差4着。明らかに格上かつ小倉巧者。
転厩のあるスマートギアは置いといて、ダコールヒットザターゲットはどちらもノースヒルズ関連馬。騎手の起用でいえば、ダコールに勝負気配を感じる。もちろん、ヒットザターゲットもかつて古川騎手で重賞を勝っているが、この2年ではめっきり起用回数が減ってしまっている。休み明けというのもあるので一枚割引。
藤岡兄弟の2点買いというのもありだろう。