判定基準をさらに見直し

前走が4着以内、0.6秒以内という平均値だと少し甘い判定のような気がしてきたので、基準を見直してみた。
平均値ではなく、中央値を使うことにしてみた。
平均値と中央値の違いは、どちらも真ん中をとることに変わりはないが、平均値は下から上までを足してサンプル数で割るもの、中央値は単純に一番真ん中の順位にあたるデータの数値という違いがある。
分かりやすく例示すると、
前走着差が、
△0.1(勝っているのでマイナス)
0.0
0.1
0.2
6.0
という5頭がサンプルだとする。
平均値は、(△0.1+0.0+0.1+0.2+6.0)÷5=1.44
だが、中央値は、真ん中の順位、つまり上からも下からも3位にあたる0.1
平均値だと1.44まで許容範囲になるが、この5頭のデータをもってして1.44秒以内までOKというのは違和感がある。
しかし、中央値の0.1秒以内ならOKであれば、多少厳しい基準ではあるが、そんなに違和感はない。
ということである。
ここまで極端な例はないにしても、少し厳しい判定基準ができるのではないかと考えた。


そして、その結果、次のような判定基準で試してみようかと思う。
前走着順 4着以内
前走着差 0.4秒以内  障害は0.8秒以内
前走3コーナー通過順  芝 6番手  ダート 5番手  障害 4番手


着順は、平均と変わらなかった。突出して変な数字がないからだろう。
着差は大きく変わり、結構厳しい数字になった。現実的にはこんなもんかとも思う。
クラスによって多少差が出てきて、未勝利では0.5秒、500万で0.4秒、1000万で0.3秒、1600万以上で0.2秒が中央値である。確かに新馬や未勝利では能力差でかなり大きな差が開くことが多く、上のクラスでは接戦が多い気がする。
とりあえず、現段階では全体での中央値である0.4秒を使い、様子を見ながらクラスごとに基準を変えてもいいと思う(ちょっとややこしくなるが)。
3コーナー通過順もクラスごとに異なり、未勝利では芝5番手、ダート4番手が中央値。より前に行かないと勝てない。だが、500万から上ではあまり変化がなく、むしろ、コースごとに見た方がより正確なのかもしれない(ただし、これも相当ややこしくなる)。あまりややこしいのは使いづらいので、全体での平均ということで、6番手、5番手を使う。未勝利だけは5番手、4番手でもいいかと思う。


そして、ここ1カ月くらい、この単純な判定による馬券検討をしてみて感じたのは、未勝利戦はあまりアテにならないということだ。
3歳未勝利であれば、それなりに出走回数の多い馬も出ていて、脚質もアテになるが、2歳未勝利は1回か2回しか走っていなくて、脚質が固まっていない。前走逃げてスタートも出たのに意図的に後ろから行くとか、前走追込みだったのが逃げたり、そういったことがよくある。
もちろん、こういったことは500万より上のクラスでもあるが、未勝利戦の方が多い気がする。
対策としては、未勝利戦では勝負しないこと。もうこれしかない(笑い)。だってねえ、今回は逃げの秘策を打つなんて先に言わないでしょ。勝負事だから。


未勝利戦を勝負対象から外すことで生まれるメリットは、午前中を別のことに使えるとか、午前中の結果を見てから午後の馬券検討に活かせるとか、単純に無駄なお金を使わずに済むとか(これ重要)。さまざまある。
デメリットは、もしかすると大穴馬券を獲れたかもしれない機会を失うことぐらいか。ただ、この発想だと、いつ儲ける機会がやってくるか分からないからとにかく全レース参加の方向に向かってしまう。統計的にはいちばんよくない流れである。だとすると、デメリットはない。
もし、約束とかで朝から競馬場へ出かけることになってしまったら、ただ見てるだけもつまらないし、じゃあ、単勝複勝を100円ずつ買ってりゃいいじゃないかと思う。それも目の前のレースだけ。そうすれば、せいぜい500円ぐらいしか使わないはずだ。


ということで、この基準で最近のレースで検証する作業をしてみようと思う。
なかなか勝負レースの数が絞れる気がする。それこそ36レース中1つとか2つとか。