メモ書き レースレベルについて

 馬場差という主観的な概念を使わずに、ペースと馬群の分散からレースレベルを判定する方法。京都芝外回り1600mで少し試してみた。サンプル数11。充分とは言えない数だろうが、徒にデータ入力の手間を増やしても仕方がないので試しにまで。
 結果。思ったよりも精度が高く、関連性が見られた。方法は以下の通り。

・1000万クラスの馬群の中心点の平均速度と、それぞれのレースのものとの速度差を算出。
・各レースの、馬群中心点の速度比率(前半速度÷走破速度)・残り3F通過時点での馬群の分散・ゴール時点での馬群の分散・上がり3F速度の分散の4項目について、前記の速度差との重回帰分析を行う。
・結果として、重相関R 0.759と比較的高い関連性が見られた。
・サンプル数を増やし、また別のコース、別のクラスでも同様に高い関連性が確認されればゴーよ、当然ゴーよ。

 この方法の短所としては、各レースごとに設定するデータが多くなり煩雑になること。自動化すればいいだろうが、レース中の故障等で明らかにレースそのものと関係ない馬のデータをはじいたりしなければならないので。まずは引き続き分析を行うことにする。