ヘーゲル「哲学入門」

哲学入門 (岩波文庫 青 629-5)

哲学入門 (岩波文庫 青 629-5)

訳者も書いているが、「ヘーゲルによる哲学の入門書」という面が強く感じられた。つまり。カント哲学を頂点とする古代から中世、近世に至る哲学の分かりやすい解説書である。カントの「実践理性批判」を読んでいれば大概はスッと入ってくる。そこからヘーゲルのいわゆる「アウフヘーベン」の導入によってヘーゲル独自の解釈を付け加えていったもので、ガイドブックやな。
詳細は個々の書を読んでいかないと。「精神現象学」とかも。

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