カント「判断力批判・上」

判断力批判 上 (岩波文庫 青 625-7)

判断力批判 上 (岩波文庫 青 625-7)

まず上巻から。前回、といってもほんの半年ぐらい前に一度読もうとして50ページぐらいで挫折したのを、そろそろと思い立って読んでみたら「なんで詰まったんかな」っていうぐらいスッと入ってきた。意外に早く読めたねえ(2週間)。
端的に言えば、「カント美学」についての一冊やね。ヘーゲル美学みたいな。なるほどと思うところもあるけど、何で?っていうとこも少なくない。それはまあ時代の違いというのもあるのかもしれんけど。
根本的なところ(あくまで知覚が大事なんやということ)はまあ理解できた。「実践理性批判」よりは読みやすいという気がするのでまた何年かあけて読んでみようと思ってる。さて下巻かな。その前に一休止いれたいけどね。