馬券の買い方

といっても、券売機で金を入れてマークカードを挿入するとかそういうことではなく、
どの種類の馬券を買っていけばええのか?
これって、たぶん馬券でプラスにするうえで最大の課題やと思う。
最近の僕の買い方はほとんどが単複。いわゆる「がんばれ馬券」を使ってる。
単複のいいところは、「当たりやすい」(はず)。実際、調子落ちしてきた現状でもまだ今年の的中率は複勝で25%を越えている。
悪いところは「大きく儲けられない」。特に複勝は当たってもほとんどアカン。今年の成績で一番足を引っ張っているのは馬連でも3連単でもなく、複勝らしい。マイナス3万5千円。
逆に単勝はプラスで、プラス1万円少々。こっちは当たった時に5倍から10倍ぐらいの配当になることがあるのでその分やろう。的中率も15%ぐらいやからそこまで酷くはない。
要するに「毎回複勝を買う」のをやめよということや。押さえに買っているはずの複勝で一番足を引っ張っているんなら最初から買わない方がマシやと。
そして、単勝のほかにもう一つプラスになっている馬券がある。
「ワイド」
これが意外にも単勝に匹敵する1万円ぐらいのプラスを出している。めったに買ってないから回収率も結構よくて160%ぐらいある。
そうか、押さえはワイドのボックスやな。ただワイドで10倍を超える配当を当てるのは難しいので、最低でも6点ですむ4頭、できれば3頭以内に絞れた時だけやね。
ワイドのいい点は、調子がいいと3点的中すること。今日一番のガチレースやった中山2レースでも、3点合わせれば420円の払戻になる。3点で1,000円ずつで昼代ぐらいは稼げる。平均的に200円ぐらいになってると思うんやけど、それで3点取れれば600円。だから最低限4頭には絞りたい、というよりも3頭以内に絞れなかったら買わない。
ただ、爆発力はないし、1点しか当たらないことの方が多いのでワイドを勝負馬券にはできない。それやったら単勝勝負の方が絶対にええ。
馬連はどうもあんまり相性がよくない。点数はワイドと一緒なんやけど、3着になることが多いから惜しくもハズレというのがな。1点に絞れれば、馬連勝負、ワイド押さえというのはアリやけど。
3連複は点数が増えるわりには爆発力に欠ける。これをボックスで買うなら軸を作るか、頭数を絞って3連単ボックスを買った方が儲かる。
いや、実はやっぱり3連単が一番儲かる。そこで、「3連単を買えるレース」のルール作りを自分なりにしておきたい。


3連単の買い方として、
・ボックス
・1頭軸マルチ
・2頭軸マルチ
・1着固定流し(まれに1着・2着固定流し)
の4通りやと思う。ひねくれて「ヨコテン2着固定流し」というのもアリかもしれんけど。
ボックスは点数が増えるのが難点。4頭で24点、5頭になると60点。当たればデカイが毎度毎度6,000円ずつ損していくのも精神的によくない。せめて24点。でも4頭中3頭を当てなければならない。これは相当確信がないと無理やろ。よって原則として不可。それやったらワイド4頭ボックスにしよう。
1頭軸マルチは、多少点数が絞れる。相手が5頭なら60点になるけど、4頭なら36点、3頭なら18点。
4頭に流すというのは5頭ピックアップして1頭は間違いないという場合。ボックスなら60点になるから6割の点数に抑えられる。ただこれでも外れ続ける(実際そうなる)ことを考えたらきつい。
3頭に流すのは、実は、6点増やせばボックスになるからあまり効果的ではない。むしろ6点ケチって外すよりはボックスの方がいい。が、前述のとおり。
これも原則として不可。1頭が「3着まで」っていう場合なら、ワイドの流しにすれば総流しでも最大17点。それは現実にはないから5点以内に収まるやろ。
2頭軸マルチは、かなり点数が絞れる。相手が5頭でも30点。4頭なら24点で、3頭なら18点。5頭を馬券対象にした場合、ボックスの60点から3分の1以下に収まる。これならダメージは少ない。できれば相手は4頭以内に収めたいけど、絞れるんならアリ
ただ、2頭が「3着以内」というのならワイドで1点勝負をかけてもいいような気はする。問題は、その2頭が人気サイドなのか、どちらかが人気のない馬なのか。もし人気サイドであればワイドを買ってもしょうがない。後者ならワイドで押さえができるので併用しながら高配当狙いか。もし人気サイドを軸にするのならヒモは人気のないところにしたいけど、それ無理ならやめるほうが無難。
1着固定流しはかなり有効。残りが馬単と同じ組み合わせの考え方になるわけで、5頭いたら20点。4頭なら12点ですむ。馬券対象が5頭の時、ボックスで60点必要やったのが5分の1ですむ。相手が5頭いて、そこから2頭なら比較的的中する確率も高まる。
何よりも、このケースなら単勝で押さえをかけておくことができる。例えば、単勝に1,000円、3連単は相手5頭で20点×100円の2,000円。あわせて3,000円。3倍の単勝なら割合簡単に取れる。もう1頭増やして6頭の30点でも単勝が確実にいけそうならいってもいいと思う。いや、むしろ行くべきやろう


つまり、3連単を狙う上でネックになるのは「3頭当てないといけない」ことで、5頭の中から3着までというのは、2頭しかハズレは入れたらアカンということ。できれば6,7頭ぐらいの余裕がほしいけど、そのためには「2頭軸マルチの5頭流し(30点)」か「1着固定の6頭流し(30点)」が選択肢に残る。
どっちを選ぶかは、単勝を狙える馬がいるか、単勝は分からんけど3着以内なら堅いというのが2頭いるか。それ以外の場合は買っちゃいかんのよ。
理想は「1着固定。相手は3頭以内」。これなら1点500円でもいけるから上位人気が絡んでも着順次第では2万円ぐらいの馬券になって10万円ぐらい返ってくる。現実的にはこれやろう。
だから単勝を取る練習をしているわけやね。


他の馬券との組み合わせも考えると、だいたい次のような感じちゃうか。

1.単勝 (3倍以下)
2.単勝複勝 (単勝3倍以上)
3.複勝 (2倍はほしい。見送るほうが賢明か?)
4.単勝+ワイド (実際にはあまり出番なし)
5.ワイド (3頭以内)
6.3連単 (30点以内。でも何か押さえはほしい)
7.単勝3連単
8.ワイド+3連単

1.は基本形。8レースまではほぼここから始まる。
2.との違いは、複勝のオッズ。人気サイドを買うとき、単複両方を買って外すと痛いが、当たっても複勝にはあまり意味がない。単勝10倍ぐらいの馬なら複勝も買っていいと思うけど、単勝3倍ぐらいの馬なら複勝はいらん。目安は複勝オッズ2.5倍。もっと厳しく行くなら3倍。
それでも単勝は怖いというのなら3.へ。もうそのレースは「つなぎ」に徹するしかない。ホームランばかりでは勝てない。時には送りバントで進塁させることも必要。
その上で、馬券対象になりそうなのが5頭までに絞れるならワイドを選択肢に入れていく。つまり、軸が固定できるケースで、単勝が2倍を切るような場合、複勝も意味をなさない。じゃあワイドでヒモ穴狙い。それでも1,2,3番人気で決まることが多いから、実際には4.は使い道はない。よほどのことがない限り度外視。
むしろ、3頭いて、どれかは圏外に飛ぶかもしれんけど、2頭はまず3着に入る、けど甲乙はつけがたい。そういう場合はワイドのボックス。ここはもう目安「3頭ボックス」やね。
3連単は、3パターンで、単独でいく場合は遊び。1着は堅いけど、単勝1倍台でどうしようもないケースや、ガチの2頭軸でどっちも単勝が2倍台みたいなケース。要するに、7.や8.では押さえの意味がないケース。意外に効力を発揮するが、できれば押さえはほしい。
そういう意味で、さっきみた「3連単1着固定流し+単勝」「3連単2頭軸マルチ+ワイド」は3連単を買う場合の基本形。3連単発売レースでは、まずここから考えて、ダメなら単複・ワイドへいけばいい。


ぼちぼち修行期間も十分やろ。半年以上やってきたわけやから。ここからは「馬券で勝つ」ことを考えていかんとアカン。単勝だけでは勝てないんや。競馬に絶対がない以上は。今日の桜花賞でようわかったわ。何が起こるか分からん。それが競馬。
あとは、自分の所持金に見合った金額で賭けなさいということやね。見得張ってもアカンし、行く時にはバーンと行かなアカン。けど上限は決めておかんと大やけどする。