馬場差と桜花賞のナゾを解明

ついに、ついに、念願の馬場差を解明しますた!
何のことはない。ペースギャップを使えば簡単やった。
まず、コースごとに基準ペース速度と基準3ハロン速度を設定し、x軸にペース速度、y軸に上がり3ハロン速度の基準直線(クラス補正を加味するのを忘れないこと)を用意する。これは実はFBIを作っている時にやっていたからすぐ準備完了。ちなみにFBIは上がり3ハロンではなく走破速度の方をy軸にとっている。
実際のレースの重心点でのペース速度を先の基準直線にあてはめて、基準点となる上がり3ハロン速度を求める。
あとはこの基準3ハロン速度と実際の上がり3ハロン速度の差が馬場差になる。
ミソはクラス補正をかませてやることで、実際に日曜日の成績を利用してみたら中山はほぼ一定値に、福島の後半3レース(全部芝)に至ってはほぼ誤差なし。まずこれでいけると思う。誤差が出るのはレースレベルの分。そら出走メンバーによって結構差は出るからね。そこまで気にするんなら1日の平均値ではなく、そのレースごとの馬場差をそのまま使ってやればいい。


で、そこから桜花賞のナゾヲトクカギ。案外、簡単なことで、レースが終わった後に何となく気づいてはいたけど、
「激流への対応」
これだけよ。
今、PGとあわせて検討してるのが、ペース指数。今まで使ってきたペース指数は馬群の重心点からの位置取りやけど、そうではなく、純粋にぬるいペースか厳しいペースか。そこを判断したかった。というのも、チューリップ賞は激ぬるにも関わらず上位3頭はかなりペース指数が高かったから。でも、実際には全然ついていけてへん。
主要なトライアルレース、というより全馬の主要レースについて調べてみた。日付の古い順に

2007/12/1 葉牡丹賞 中山芝2000m

3着 ブラックエンブレム  -48

2007/12/2 阪神JF 阪神芝1600m

1着 トールポピー  -6
3着 エイムアットビップ  -5
4着 オディール  -3
5着 シャランジュ  -11
6着 レジネッタ  -4
11着 ハートオブクイーン  -8
17着 エフティマイア  -3

2007/12/16 フェアリーS 中山芝1200m

1着 ルルパンブルー  56
3着 マイネレーツェル  65
4着 エーソングフォー  79
5着 エフティマイア  63
12着 ハートオブクイーン  60

2008/1/20 京成杯 中山芝2000m

4着 リトルアマポーラ  -11

2008/1/27 菜の花賞 中山芝1600m

1着 デヴェロッペ  34
6着 エフティマイア  29

2008/2/23 クイーンC 東京芝1600m

1着 リトルアマポーラ  -22
4着 デヴェロッペ  -13
6着 エフティマイア  -17
10着 シャランジュ  -26
12着 ルルパンブルー  -25

2008/3/8 チューリップ賞 阪神芝1600m

1着 エアパスカル  -67
2着 トールポピー  -71
3着 オディール  -77

2008/3/15 アネモネS 中山芝1600m

1着 ソーマジック  23
2着 シャランジュ  17
10着 デヴェロッペ  26
14着 ハートオブクイーン  24

2008/3/15 ファルコンS 中京芝1200m

3着 ルルパンブルー  32

2008/3/16 フィリーズレビュー 阪神1400m

1着 マイネレーツェル  15
2着 ベストオブミー  15
3着 レジネッタ  19
10着 エイムアットビップ  20
14着 エーソングフォー  22

2008/3/22 フラワーC 中山芝1800m

1着 ブラックエンブレム  -14


桜花賞の結果
1着 レジネッタ  -4 → 19
2着 エフティマイア  -3 → 63 → 29 → -17
3着 ソーマジック  23
4着 ハートオブクイーン  -8 → 60 → 24
5着 リトルアマポーラ  -11 → -22
6着 マイネレーツェル  65 → 15
7着 エイムアットビップ  -5 → 20
8着 トールポピー  -6 → -71
9着 エアパスカル  -67
10着 ブラックエンブレム  -48 → -14
11着 ベストオブミー  15
12着 オディール  -3 → -77


上位は大体20ぐらいの速いペースを経験したことがあった。全馬調べたわけではないのではっきりとは言えないけど、この「20」というペース指数が今年の桜花賞で要求されたペースだったのではないだろうか?
その中でPGが伴っている馬が来た、と。そうなるとシャランジュが説明できないんやけどな。体調が悪かったか何かやろ。
逆に人気で沈んでいる馬は阪神JFの0よりちょい低いぐらいのペースまでしか経験してなかった。まあそういうことやろ。


ちなみに、葉牡丹賞京成杯を出してみたのは、次の皐月賞へのスケベ心からである。これもぬるいペースでしかやってへんからマイネルチャールズもひょっとすると、あるかもしれんで(ニヤリ)。