河内のオッサン

で、ワシが一日競馬を観られない日に限って大事件が起こったりする。
新潟では河内のオッサンが初重賞。
函館では三浦コーセーが初重賞。
そして、PAT投票した小倉のKBC賞はハズレ。
おお、もう…
河内のオッサンとこはええ馬が入ってるから「やっと勝ったんか」いうぐらい。人柄がええから馬主にも恵まれるんやろうけど、言うたらアレやけど、やり方は古いわな。若手の調教師なんかバンバン勝っとる。坂路走らしてハイおしまい、いう調教ではもうアカン。その先を考えんともう勝てない。そのうち栗東にもポリトラックが導入されるんやろうけど、そうなれば併せ馬するんか単走なんか、併せるにしてもどういう隊列でどういうペースで何を教えるんか。
楽天の田中に矢野が「考えて配球しろ」とか言うたみたいやけど、それこそ「考えて調教しろ」いうことやね。ただ漫然と走らせるんやなくて。大事なんは時計ではなく「何を教えられたか」ということ。
まだ新聞記者でも「この馬の調教は好時計」とか言うてるアホが多いけど、見た目の時計よりも中身やろうと。その辺が観られへんねんから(レース部からエロ面担当へ)帰らせたわ。
まあしかし、素直におめでとうというとこか。


で、コーセー。これはもう函館へ行く前にデータを調べてて「今年の函館はアンカツ、三浦」というのは分かってた。
いや、それより前に3月のデビュー初日。忘れもせん。内田が1Rで移籍初勝利(というかデキレース)の後、潮来特別。フェニコーンを持ってきたときに「なんやコイツは?」と。で、それから2ヶ月、中山で観てて「コレは買える新人やな」と。
今や「武豊を越えられる存在」とまで言われるようになった。
もちろん、武豊のデビュー当時はそんなに乗り鞍も数なかったし(この点では武豊越えがほぼ確定)、一概に比較はできんけど、それでも岡部をして「すぐにユタカくんに塗り替えられますから」という武豊の不滅と思われた記録を塗り替えられるというのはすごいこと。42勝やから、30ぐらい勝てばええわけか。同じペースで行けば十分に可能。
重賞は勝った(この最短記録は抜けるわけないわな、コーシローの2日目は)。
あとはG1。今年、勝てたらホンマに武豊を越えられる。
もう岩田しか武豊を越えられる騎手はおらんと思ってたら、意外なところから出てきた一般人出身の新人。競馬学校の存在価値っちゅうもんがやっと出てきたんかな。育成という面で。
また中山で待っとるよ。9月に。