悔しいけれど 今年も喪中 ギャランドゥー

タイトルからして不謹慎ながら、最後の砦が陥落した。

リリー・クラウスモーツァルトソナタ集をBGMに、無印で買ってきた鉄製フライパンの油ならしをしていたら電話がなった。固定電話の方だ。最近、固定電話にかかってくるのは間違い電話かさもなければマンションの営業である。しばらく放っておくと切れることが多いのでフライパンをあぶりつづけていた。しかし切れる気配がない。
親父様からの電話。どうも昔の人なのでまだ固定電話から固定電話にかけてくることが多いんよね、ウチの親父様は。ただ滅多なことでかけてくる人ではない。
「もしもし。今、病院なんやけどな。つい今さっきおじいさんが亡くなったわ。」
ついに来ましたか…。
ここ数年だいぶボケてきて、足腰も弱ってきて、まあ90歳なりの加齢が進行してきとったからなあ。一昨年ぐらいに親父様が「もうそんなに長いことないからなあ」言うて無理やりジサマのウチへ連れて行かれて、まあ今年の夏も笠松から帰り道やし寄って行こうかとも思ったけど、結局、時間の都合もあってやめたんや。あれが虫の知らせか何かやったんかな。最後の話は、もう何遍も聞いた、フィリピンで流れ弾に当たって「名誉の負傷」をしたこと。戦争なんかやったらアカン。もうそれだけよ。
ウチのジサマは山岡荘八とか吉川英治みたいな歴史小説が大好きで、それを親父様が読んで、「もういらんから読め」いうてワシら兄弟に「徳川家康」全26巻をくれた。ウチの弟なんかはよう読んどったなあ。ワシゃ途中で挫折したけど。(26巻読み通すのは)しんどいもん。
しかし、そういう影響もあってワシの歴史好きが形成されてきたことを考えたら、ある意味、今のワシの原点がジサマにあるのかもしれない。歴史学というのを専攻せんかったら、多分、東京には出てきてないし、そうなれば今の仕事にもついてへんかったやろうしね。
まあ、そういう意味でもジサマ、バサマの中で一番ワシに影響が大きかったんとちゃうかな。
そして、ジサマが逝ってしまったことでワシのジサマ、バサマは4人ともこの世を去ったことになる。オカンの方のジサマはワシが生まれる前に死んどるからな。
不思議なことにワシの記憶にある3人ともが「10月に死去」という共通項が。
最初が親父様の方のバサマで、葬式がブゼンキャンドルが勝った秋華賞の日。
去年の東京開幕週の3連休最後の日にオカンの方のバサマの葬式。
そして同じ東京開幕週の明けたところでジサマ。
車の事故で逝ってしまったいとこのアニキも11月で、あれはタイキシャトルが2回目に勝ったマイルCSの日に葬式があったなあ。
ウチの家系は10月から11月が鬼門なんか。
今回初なのは「葬式の日に中央競馬をやってない」こと。実はやってる方が、特にG1でもやってる方が後々に思い出しやすい。
と、不謹慎なことばかり言うてる場合ではないけど、5連休確定。いやいや、明日は休みやないけどな(笑い)。試験や、試験。
金がない時に出費が重なるなあ(-。-)ボソッ
こればっかりはもうしゃあないし、(寿命も)タイムリミットやし、もう(残高がいくらとか借金がいくらとか)考えんでええんようになったんとちゃうか。
新幹線、(米原まで1席だけ)貸切や! 予約しといてや!!
(その後、130円の入場券で乗り込み、鉄道警察に身柄拘束される)