思案中

ドイツでポルシェを積んだ貨物列車が衝突して100台ぐらいお釈迦らしい。これはもうブラックバードを作るしかないやろって(笑)。
湾岸スレをのぞいてみたら案の定ひっそりとプチ祭りの予感である。


そんなことはさておき、最近思うが、ひょっとして競馬予想で一番大事なのは4コーナーの位置取りなんではないだろうかと。今さら何をと言われるかもしれないけど、3コーナーまではどうでもいいのである。と、昨日、東京と福島の結果を調べていて感じたんよ、オレは。
まだ調査はしてないけど、上がり3ハロンタイムの限界というのも、コース毎にあるんではないだろうか。つまり、どんだけ馬場状態が良くてもこれ以上は物理的にムリというタイムがコース毎にあるのではないのかと。
上がり3ハロン全てが平坦コーナーなしの新潟外回りなら32秒を切ることも可能。それもオープン馬でなくても。ところが、他の競馬場で、あるいは同じ新潟でも内回りなら絶対にありえない。感覚的に分かる。やっぱりコーナーを回っている時は全開で走れるわけがない。
ところで、馬場状態がめちゃくちゃいいと仮定したら。直線だけの新潟なら30秒台も可能というのは直線競馬で証明されている。直線の長い、しかし、坂があり脚が鈍ってしまう東京では、どんだけ馬場状態がよくても32秒台前半には届かない。が、馬場状態さえ良ければ逃げても33秒ぐらいで上がってこられる。ある程度馬場状態が悪くなるまではこれが続いて、「もう逃げ馬では33秒ではムリ」という段階まで悪くなって初めて差しが台頭してくるのではないだろうか。そこまでの「遊び」の部分。これが競馬場というよりもコースによって違うと思うんよ。東京でも比較的余力のある1400mと、スタミナが必要な2400mとでは限界の33秒ぐらいの上がりを使える「遊び」の馬場差が違うんではないかと(当然、1400の方が「遊び」が大きい)。だから短距離では前残りでも長距離では差しが利いたりする。常識的には「差しの短距離、先行の長距離」というけど、日曜の福島の結果をみたらどうみても逆である。
それは今後調べていこうと思うし、ひょっとしたら「上がり3ハロンタイムを巡るワシの馬券術放浪」もゴールが見えてくるのかもしれない。


ところで、最初の「4コーナーの位置取り」に戻ると、どこをもって「4コーナーの位置取り」とするかは恣意的であるが、そう大きく入れ替わることも少ないので細かいことは気にしないとして、競馬場によって使えるデータが決まってくる。
少なくともJRA-VANやKOLから提供されているデータで、4コーナー関係で使えそうなのは、「4コーナーでの順位」と「上がり3ハロンタイム」しかない。最も単純なものは「4コーナーでの順位」をみて勝った馬はどういった位置取りなのかを調べればいい。しかし、それではペースや馬場状態の違いに全く対応できない。そこで浮上してくるのが「上がり3ハロンタイム」なのである。というわけであの長い前振りがあったわけよ。
ところが、そのままでは使えない。というのは、次のデータを見てもらえれば分かる。

各競馬場の残り3ハロン地点
札幌 3コーナー
函館 3コーナー
福島 3コーナー
新潟外 直線
新潟内 3コーナー
中山内・外 3コーナー
東京 4コーナー出口
中京 3コーナー
京都外 4コーナー入口
京都内 3・4コーナー中間
阪神外 4コーナー中間
阪神内 3・4コーナー中間
小倉 3コーナー

そのまま4コーナーの位置取りになるのは東京と阪神外回りぐらいなのである。
新潟外回りは実質ここからの勝負になるのでまあいいとしても、その他のほとんどの競馬場は3コーナーでの位置取りになってしまうので意味がない。
ベストなのは各馬の1ハロンごとのラップが分かればいいが、ないものねだりでもしょうがない。ズレがあるのは覚悟の上で、上がり3ハロンタイムを等分するしかない。
直線の長さは、最短の北海道2場で260mぐらい、300m前後が福島、新潟内、中山、中京、京都内、小倉、350mぐらいが阪神内、400mあるのが京都外、470mが阪神外、東京は500m。
計算しやすいのは、2/3にあたる2ハロン400mで、3ハロンをそのまま使える東京、新潟外、阪神外を除けば、一番長い京都外回りでも4コーナー出口、短い函館でも4コーナー入口ぐらいに当たる。もちろん単純に2/3で割ったらその位置の通過ラップが出るわけではないことは百も承知。ただ最初に書いたように「4コーナーの位置取り」なんてのも競馬場によってマチマチなので厳密にやっても意味がない。
もっとも極端な函館で考えてみたら、仮に3ハロンを36.0秒で走ったとすると、単純に2/3すれば24.0秒。ただし、コーナーがあることを考えたら実際には12.5-11.5-12.0こともある。よくあるのは、12.0-11.5-12.5ぐらい。直線に入る辺りで最も速く、後はバテていく。このラップで24.0秒と言うのは概ね2ハロンに当たるのでちょうどいい。
具体例を使ってみると、函館SSは、上がりが35.6秒で、ラップは11.7-11.9-12.0。単純に2/3すると23.7秒ぐらいになるが、400mを少し通過した辺りになる。ならば大体4コーナーの中なので問題はないと思う。まあ北海道2場に関しては1/2にあたる300mでもいいような気はするが。


各競馬場の諸データはこれから集めるとして、とりあえずは遠征する福島の4コーナー位置取りを調べてみようと思う。おそらくは春・夏・秋で全然傾向が違うと思う。夏は「遊び」があるので逃げ有利、春秋は「遊び」がなくなってくるので逃げよりも先行。もっと言えば昔の秋2連続開催最終週なんかは全く「遊び」がないどころか、酷い状態なので差しや追い込みがバンバン決まっていたような気がする。
1週間でそれほど傾向が大きく変わるとは思えないけど、念のため去年のデータなんかも調べて、これから先行から差しへとシフトしていくのか見極めたい。


ついでながら、多分、脚質の組み合わせというのもある程度、公式化できると思う。
いくらなんでも「追い込み−追い込み」で決まる競馬場なんかないと分かるけど、「差し−差し」で決まるところがあるのかとか、「逃げ−追い込み」で決まることがあるのかとか、そういうのも調べていけば分かるのではないかな? と昨日の調査の結果、今考えていること。
コレ、必勝法かなんかになるで(笑い)。