1回中山の4角フォーメーション

先日も書いたとおり、季節によって4角フォーメーションは異なります。
ダートで考えれば分かりやすいのですが、乾燥している冬場と湿っている梅雨時では時計が全然違いますからね。
例えば、1・2回京都(1・2月)と3回京都(5月)と4・5回京都(10月・11月)。ダート1200m(良馬場)の古馬1000万クラスでの過去5年間平均タイムは、「1.11.8」と「1.11.5」と「1.11.4」。遅い冬と速い秋では0.4秒差があります。500万と1000万のクラス間での差が年間平均で1.0秒、1000万と1600万とのクラス差が年間平均0.3秒ということを考えると相当大きな差が季節であるといえます。
ちなみに中山ダート1200mも見てみると、1回(1月)、2・3回(3・4月)、4回(9月)、5回(12月)で、それぞれ、「1.11.7」「1.12.1」「1.11.5」「1.11.5」となり、春の開催が0.6秒も遅いのです。
時計が変われば馬券になる脚質も違ってくるというのは、良馬場と重馬場とでは異なる脚質の馬が馬券になることから分かるでしょう。


そういうわけで、年間平均の基本形も押さえつつ、開催ごとのパターンも4角フォーメーションをみておく必要があるでしょう。
さっそく1回中山について調べてみました。
<参考>フヂワライノオト
http://fudiwarai.blog82.fc2.com/blog-entry-34.html
年間通しとの大きな違いは、

  1. ダート1800mで、逃げより番手が有利
  2. 芝短距離で、逃げが不利になる
  3. 芝は全般的に、後ろ寄りへシフトする

というところ。
ダートは基本的に、「逃げ」「番手」「先行」で決着。特に番手がどの距離でも最上位。
芝は「差し」「追込」も馬券になっている点に注意。馬場が悪くなってくるので上がりの限界値が高くなり、先行するメリットが少なくなってるためでしょう(ペースを落としても速い上がりは出ないので後方勢に差される)。