彼岸

色々と本屋めぐりをして掘り尽くしていた感があったので最近は書店から足が遠のいていたが、実は、近いところに大きい書店があったのを発見したので徘徊してみる。線路の向こうなので気づきにくかったんよね。
某大手書店Mで、まあワシがチェック入れるのんもそんなに項目ないし、そんなに時間かからんやろうと。文庫みて、実用書みて、少しだけ学術書なんかを覗いてみる。文房具も扱っているので一通り偵察したらワシの愛用しとる万年筆が並んでいて、ちゃんと廃番にならずにがんばっとるのおと感心。まあええもんはええんよ。そんなに高くなくても。インクの心配はなくなったな。
文芸コーナーは少し色の違うもんをそろえてるから、駅隣接のとこ数箇所と合わせたらかなりのもんをカバーできそうよ。バックナンバーなんかが置いてると最高なんやけど、今の時代、アマゾンでも買えるしそこは妥協。というより、単に立ち読みだけしたい時は困るけど、そこまではまああんまりないやろ。
実用書。というても、音楽コーナー行って、車コーナー行って、締めに競馬コーナー行くだけよ。
が、競馬コーナーで思わず読み込んでしまった。

コースの鬼!―コースの読み方&全G1レース解析編 (競馬王新書)

コースの鬼!―コースの読み方&全G1レース解析編 (競馬王新書)

新書で出てるんやねえと手にしたが最後。
おい。巻末付録に、ちゃんと改装後の阪神が載っとるやないか。
1年前に出てるんや。
気づかんかったやないか。ボケェ。
ついでに、函館と中京の改装後も載せてほしい。
だからそれまで待とう。
単行本を持ってない人には、こっちを勧めとく。コース読みするんやったら一読すべきやとワシは思うよ。
第二弾は、
「マークカード」魔法の塗り方―3連単が20点で当たる!

「マークカード」魔法の塗り方―3連単が20点で当たる!

むしろ今日はこっちに時間割いたな。
内容は、今ワシが「4角フォーメーション」と称してやっていることの親戚。
「4角フォーメーション」が、馬の選び方とすれば、
「マークカード 魔法の塗り方」は、選んだ馬の整理術。
3連単万馬券を獲るのは難しくない。見栄で言うんではない。カネを、1日10万円ぐらい渡してくれたら、1日で3本ぐらいは獲るよ。今の時期なら。でも10万円いるんよ。
簡単よ。3頭ぐらい複勝圏は堅いアンカツみたいな馬を探して1頭軸マルチで相手10点ぐらい買うたら当たるやろ。めちゃくちゃ簡単よ。今日の中山10レースなんか軸1頭でヒモ6頭ぐらいで当てられる。マルチやけど。
当てるのは簡単。けど、儲かるかは別。例えばその中山10レース。軸1頭マルチ6頭流しの3連単を買ったら、90点買わなアカン。万馬券になったから何とか元は取れるけど、あんまり意味はないわな。ただ、「万馬券を獲る」という約束は果たせるで。
まさにそこで、これはワシが以前から口を酸っぱくして言うてることやけど、100点買って万馬券獲るんやったら、そのカネ全部単勝買うたらええやんと。
ちゃうやろ。10点とか20点ぐらいで万馬券獲るから、単勝買うより効率がええんよ。もちろん的中確率がグッと下がるから配当もええわけやけど、1レースで単勝1万円ぶっこんで1万円のリターンよりも、10レースに千円ずつぐらいで1万円帰ってきたらと考えるとリスクはそこまで高くはないと思う。むしろ、単勝は何があるかわからん(フラムドパシオンみたいに)分、リスクは高い。
で、元に戻すと、この本はそういうバカな買い方をしている人たちに読んでほしいというもんで、「3連単は50点ぐらい買うのが当たり前」という人らはまあいっぺんみてほしい。それで「そんなことぐらいやったらオレでもできるわ」言うんやったらやってみてほしい。たぶん、できんと思う。
要するに「馬券の買い方」に対する根本的な思想(っちゅうほど大袈裟なもんやないけど)がここにバチッとはまるモンにはすごい役に立つし、反面、たぶんもう気づいてることやと思う。
ちゃう考え方のモンは、なんべん読んでも実際に馬券を買う段階になったら「でもやっぱりこれもいるよなあ」とか「点数増えるからこれ削って、軸も2頭とも来るか分からんし1頭に変えて」とどんどん手が広がっていく。もうこれは必然というか、どうしようもないクセみたいなもんよ。直せ、言われても直らんと思う。
当たり前のことやけど、軸1頭流しでアタマ固定にしたら楽よ。相手は5頭選んだら20点。マルチにしたらこれが3頭選んで18点になる。どれか1頭しか「ハズレ」は選べない。軸2頭のマルチにしたら3頭選んでも18点。なら1頭軸でも一緒。ただし、馬は1頭余計に選べる。反面、2頭とも3着にこないといけないのでワイドを1点で買ってるのと一緒。
ワシが「おおっ」ってなったのは次。フォーメーションのマークカードを2枚使って、軸2頭を1着2着、1着3着に固定し、空いたところにヒモ馬を塗る。そうすると、ヒモを5頭選んでも20点に収まる。さらに2頭余計に買えるわけよ。7頭選べたら半分ぐらいのレースは対応できるわな。
前に同じことを考えて、「フォーメーション1枚でまとまらんかな」って塗りたくって思わぬ点数になってもうたことがあるんよ。ワシは12点ぐらい買うつもりで5,600円ぐらい買うてもうたことが。やっぱり2枚使わんとアカンのよな。
来週、機会があったら試してみようと思う。
「4角フォーメーション」と合わせて使ったらかなり効果高いと思う一冊やから、5600万人に1人ぐらい、「4角フォーメーション」に興味を示している方はぜひ読んでほしい。
今のワシの買い方やと、どうしても点数は増えるし、バリエーションが無限で悩むとこではあるからね。5頭ぐらいに無理やり絞らなアカンとか。ワシの買い方バリエーションに加わったらええと思う。


で、肝心の書店はというと、実用書はあまりなかったので、文芸コーナー中心に攻めたいですね。また行こ。本屋の立ち読みはおもろいなあ(カネもかからんし)。