チェ

ゲバラ観てきた。
ぶっちゃけ面白くない。
楽しむ映画ではないからええんかもしれんけど。
それにしても中途半端かなとは思う。
まず前後編を通してキーになる「革命への動機づけ」自体が希薄。映画だけ観ていると流れで革命に身を捧げるようになった感じがする。これは作品の作りからいって致命的。
バティスタ政権の腐敗やそれに対する国民の不満が、言葉だけで、ほとんど描かれていないので、あれほどまでに農民や国民の大多数が熱狂的に革命軍を迎え入れたのか、理解不能。農民の方は多少におわせるところもあり分からないこともないが。
要するに、ドキュメンタリーなら、その辺のバックボーンを省いたらアカンし、娯楽ならもっとストーリー展開を考えんとアカン。そういう意味で中途半端やと。
ゲバラマニアには面白いんかもしれんけどな。
デキの悪いプロパガンダ映画みたいよ。
後編は、観んでもええか。