一転休工日に

ETERNAL

ETERNAL

ふと思い出して千葉まで出かけたわけである。
コートのボタンが取れてしまい、自分で縫い付けようにも、わずか数百円をケチってコート自体をダメにしてしまうよりも、やはりモチはモチ屋。ところが、店が千葉まで行かないとないのである。千葉には2軒も固まってやがるくせに。1軒船橋の西武か東武に分けてくれや。
実際には車で行けば京葉道の無料区間と湾岸道路のコンボなので20分ぐらいで着いてしまう。
さて、ここで意外な掘り出しモンに遭遇したのである。
待ち時間に飯でもと思っていたのでパルコの中を徘徊していたが、琴線に触れるものはあまりなくて、まあ定食が食えるやろうと中華屋に入ったんよ。
ちょ、なんのコスプレ中華よ。
給仕のオネーチャンがみんなチャイナドレスなのである。
しかも際どいとこまで深いスリットが入ったのやら胸元がチラリズムの窓付きであったりやらの。
店長の趣味か分からんけど、雇われてるオネーチャンらのスタイルもよく、非常にこう目の保養になるわけですよ。もうこれだけでランチ代の元は取ったなと。
味? そんなんどうでもええ。この店はチャイナドレスと、出るとこの出たオネーチャンを鑑賞できたらそれでOKよ。
実際、そこそこ食えた。決してまずくない。サービスを考えたら安いぐらいである。
上機嫌のまま帰宅してメインレースだけ観て武豊3週連続重賞制覇とすでに去年の勝ち数を上回ってしまったのを確認する。そして久しぶりにコーヒーを挽いてみた。
コーヒーを啜りながらブランフォード・マルサリスのアルバムを聴いていると、昨日の騒音がウソのようで、本来、ウチの近所はこうあるべきなんよと。
それにしても、この日曜の昼下がり。静寂な中で聴いていると澄んだ音がよく映える。ワシが昨日の夕方に求めていたのは、まさにこういう空気でまったりと読書できる空間であったのだ。
あまりの心地よさにしばらく目を閉じて音楽に対峙する。このまま時が止まってしまうかのような錯覚におちいる。
なんというか、贅沢な時間の過ごし方やな。
目と耳の保養になった、よい休日でした。