フェブラリーS

過去数年の4角フォーメーション。カッコ内は人気順。
2008良1.35.3 番手-番手-差し(1-7-3)
2007不1.34.8 差し-追込-差し(3-2-9)
2006良1.34.9 差し-番手-番手(1-2-11)
2005不1.34.7 逃げ-先行-先行(1-5-6)
2004良1.36.8 差し-差し-番手(1-3-9)
(2003年は中山開催)
2002良1.35.1 先行-差し-先行(1-4-2)
2001良1.35.6 差し-追込-番手(5-2-4)
2000良1.35.6 追込-追込-追込(4-2-7)

逃げ 1-0-0
番手 1-2-3
先行 1-1-2
差し 4-2-2
追込 1-3-1
よほどのスローペースにならない限り、勝ち時計もほぼ一定。一番速くなる重や稍重で施行されてないから何ともいえないが。
圧倒的に「差し」有利。そして「逃げ」が不利。とはいえ、まともな逃げ馬が逃げたことのないのがこのレース。唯一勝っているのが1番人気のメイショウボーラー。人気なら逃げ馬でも買うべきかもしれない。
さらに手を広げて「番手」「先行」まで含めて検討していくと、5番人気ぐらいまでの前へ行く馬はきっちり馬券になることが多いわけですね。完全に消しとまではいかずに、2着3着で選択肢に残しておくべきでしょう。
逆に「追込」はかなりアヤしくて、たとえ上位人気であっても掲示板すら外していることも多いです。
「東京=直線が長い=追込が届く」という短絡的発想が、中山や京都あるいは地方で負けてきた馬、あるいは後方待機が有利な2100mのジャパンCダートの結果から、追込馬を必要以上に人気させているわけです。こっちは思い切って消してもいいでしょう。
追込が来る時の展開は、必ず頭は「差し」「追込」。もし「追込」を買うのなら基本は2着3着で、頭には「差し」ですね。
「差し」が勝つときというのは、2着以下に法則性はみられません。せいぜい「逃げ」がないぐらいで、「番手」同士もあれば、「差し」「追込」の組み合わせもある。また、「番手」「追込」もある。ここらへんは当日の馬場傾向によるのも大きいでしょう。
G1だけに、そもそも力の違う馬なら展開差をクリアしてしまうこともあります。そこらへんは条件戦と違うところです。なので、1番人気の勝率はものすごく高いし、基本的に3着までに3番人気までの馬が2頭入ります。
が、3番人気までで決まることもありません。近年は3番人気までの中から2頭と10番人気弱ぐらいの穴馬の組み合わせ。
では、その穴馬はというと、
2008 2着ブルーコンコルド(7人)帝王賞など
2007 3着ビッググラス(9人)根岸S
2006 3着ユートピア(11人)南部杯など
2005 2着シーキングザダイヤ(5人)川崎記念2着、ダートは3戦して1-1-1-0
   3着ヒシアトラス(6人)平安S
2004 3着スターリングローズ(9人)JBCスプリントかしわ記念
と、G1級のレースを勝っていたが近走不振な馬の巻き返し(たいていは条件が変わっていたりする)が多い。あるいは、シーキングザダイヤのように底を見せていない馬。


さて、整理すると、3番人気までになりそうな馬(軸馬)

ここはガチ。次が混戦で、エスポワールシチーカジノドライヴサクセスブロッケンフェラーリピサあたりか。
カジノドライヴは、やってきた相手を考えたら全然足りてないと思うけどね。新馬は相手が弱すぎる(2着や3着の馬が未勝利のまま抹消されてるわけで)。ジャパンCダートの額面通りでええと思う。
そう考えたら、実質、残りの3頭が相手になるけど、まあ最初の2頭でええやろ。何かあるとしたら、爆弾持ってるカネヒキリの方。
で、穴よ。
3番手集団が混戦やから、余計に実績馬で人気落ちのを狙っていくべきやろ。G1勝ち馬は、

だけよ。さすがにカフェオリンポスはアレやとしても、残る2頭は押さえとくべきやろ。人気としても7番人気ぐらいやろうし。
シーキングザダイヤみたいな上がり馬は、

エスポワールシチーサクセスブロッケンでは旨味はないけど、キクノサリーレなら次の人気集団になるからそこそこおいしい。
ついでに、ここ5走で半分ぐらい「差し」の競馬をしている馬。

だけ。さすがに頭はないとは思うけど。
後は馬場傾向みて考えよ。