○横浜5−9阪神(横浜)

能見のヒーローインタビューに衝撃。
どんでんがしゃべっているかのような錯覚。
用語さえ覚えたら影武者いけるで。
実は、どんでんが吹き替えていた?


さて、試合内容はというと、お粗末。横浜やから勝てたというレベル。
ポイント1:7回裏の守備
どんだけザル守備しとんねんと。
あれ、ホンマは点数取られてへんで。
金城のセカンドへの打球で、追いついた平野はたいしたもんやと思う。そこから余力もあったのでファーストへ送球できた。
が、関本はすでに中継の準備でベースにいない。
おいおい。
さんざん練習してるんちゃうん?
関本は器用やからどこでも守れる。けど、こういう連係プレーとなると器用とか不器用とかやなくて、練習量と経験がものをいうわけよ。
まあ、今日の勝ち試合で学習できたんやったらええけど、そのワンプレーで負けることもあるんやからね。その後に吉村のセンター前を押さえてセカンド封殺した鳥谷に感謝しとかんと。
しかし、横浜の暗黒はすごいな。あと1点まで追いついて負けるなんてなあ。


ポイント2:8回表の攻撃
点数が入ってるから結果オーライやけど、赤星を使った意味が分からん。
普通に考えたら、1点差まで詰められて何とか流れを断ち切って追加点をとりたいところ。揺さぶってランナーをためていきたい。
しかし桜井が初球から引っ掛けて佐伯の落球のおかげで何とか赤星封殺のみ。
佐伯はその前にも新井のファウルフライを落としたりで、暗黒度が深すぎた。普通のファーストやったらあそこで終了。
赤星が偽盗を仕掛けて戻ろうとしたら桜井が打ったので「アッー!」という感じでまたセカンドへ走り出した感じやったんで、サインではないと思う。が、ベンチは桜井が基本的にアホやということを把握して「待て」のサインを出さなアカンと思う。
その後もまだヘボ走塁が続く。
金本の打球はバックスクリーンへ突き刺さるかと思いきや、フェンス前で失速してクッションボールになる。満塁なのでファーストの鳥谷以外は塁上で待機やわな。で、フェンスに直撃したのを確認したら走ると。
サードの桜井は悠々還ってこられるよ。問題はセカンドにいた平野。万が一センターフライに終わった場合にはサードへタッチアップになるからハーフエリアというわけにもいかん。かといって、サードで止まるなよって。あそこはギャンブルしてでもゴーよ。
セカンドで鳥谷も止まっているところをみると、おそらく山脇が止めたんやろう。ところが、金本は必死で走っているからファースト回ったところでサードコーチまで見られるわけがない。金本の頭の中では当然あれはツーベースで、平野も還ってきているもの。滑り込まずに楽々セカンドへ、と思ったらそこに鳥谷が突っ立っとるわけやから驚くよ。で、普通のチームならそこでタッチアウト。(そうならんのが横浜の暗黒度の深さを物語る)
あれは怒りのヤニキになるやろ。こんなチームで野球ができるかというぐらいの。
どこがまずいかというと、

  1. ランナーを塁上に待機はOK
  2. 桜井がフェンス直撃でゴーもOK
  3. 平野のスタートは、明らかにセンターの頭上は越えそうという時点でいかなアカンやろ
  4. 平野の脚を考えたら止める山脇がヘボ
  5. 前が詰まっているのをヤニキに知らせない久慈もアカンやろ

要するに、コーチと選手・コーチ同士の連携がうまくいってない。平野も止められたら普通は止まる。(けど、無視してゴーしても、このケースはええと思う)


いよいよ暗黒ムードが高まってまいりました。
しかし、それ以上に横浜の暗黒がえぐいことにも気づいた(笑い)。
久しぶりにまともに観たら、まともに観られないような試合をやっとるわ。これぞまさに最下位攻防戦。唯一の救いは能見が今シーズン一番のピッチングやったこと。(そしてこれが能見の一番輝いた日になるとは誰も思わなかった)