東船橋・はんなり亭

チャリが謎のパンクチャーしとったので修理へ出たついでに晩飯。
前から気にはなっていたが入りづらかった店なんやけど、ゴーよ。
何の店かというと、鰻メインの居酒屋である。鰻重も1,300円ぐらいから出してくれる。はっきり言うと鰻重だけでよかったけど、まあついでなので1杯ぐらいひっかけていこかと。
鰻屋はお新香でレベルが分かる。
鰻を焼くのには時間がかかる(10分以内に出てくる店は鰻屋とは認めない)。その間、つまみながら1杯というのが昔ながらの通のやり方である。したがって、鰻しか置いていない鰻屋はほとんどないし、必ずといっていいほどお新香があるもんよ。
さすがに「ビールとお新香」と一見の店で通ぶるのもアレなので、いちおう一品、といっても酢の物であるが、頼んで、白焼きもとってみた。
お新香のほかに、白焼きで1杯やるというのもある。蒸さない分、早く出てくるから。
そんなんで時間をつぶしながらビールを飲みつつ、本を読んでいたんよ。
味は悪くない。白焼きは少し焼き過ぎかもというところはあったけど、鰻重はちゃんとしてるし、お新香も適度に塩気があってさっぱりとしている。これは鰻のタレによくあう。あまり漬かりすぎていると鰻やタレの味を殺してしまうもんよ。
ただ、値段がなあ。鰻は高いとはいえ、3千円には収まるやろと思ってたのに、やっぱり軽く超えやがる。酒を飲まんかったら手頃な値段やろうけど。居酒屋としてのコストパフォーマンスは決していいとは言えない。が、味は悪くないからすごく見つけにくいところにもかかわらずほぼ満席なんよね。ま、小銭が入ったらまた行くかというところ。要するに「金を払えば美味いもんは食える」というアレよ。「金払ってもまずい」という店が多い最近にしては良心的やと思うが。