4角フォーメーション〜3角から

以前にちょこっと書いた「PS指数を3角から4角へみたら、コースの特徴がつかめるんではないか」という件について。
まあ、そんなに調べるのに手間かからんわけです。ピボットテーブルをちょっといじるだけなので。単にめんどくさかっただけ。
さて、気が向いた、というより現実に今週末から福島やら札幌やらが始まってしまうので、追われてみたわけです。


なかなか興味深い結果が出てきました。
横で比較しやすいので、芝2000mの1000万クラス勝ち馬に絞ってみてみましょう。数字は3角PS指数(PS3)→4角PS指数(PS4)です。

札幌 35→27
函館 36→28
福島 43→30
新潟 47→44(外回り)
中山 33→30
東京 39→39
中京 43→35
京都 35→33
阪神 42→36
小倉 39→30
(番外編)
阪神ダ 28→19

単純にPS4だけみていたら、
「40ぐらいある東京と新潟」→直線が長い
「35ぐらいの中京、京都、阪神
「30以下の札幌、函館、福島、中山、小倉」→小回り
とだけ分けられます。
ところが、そこに至るまでのプロセス、つまり、3角での位置取りからのポジショニングに注目してみると、
「5以上PS指数を上げてきている札幌、函館、福島、中京、阪神、小倉」
「少しだけPS指数が上がる新潟、中山、京都」
「横ばいの東京」
という分け方ができます。PS3-PS4が大きいほど、「マクれる器用さが要求される」コースと言えます。特に福島は東京での勝ちポジションである中団から北海道での勝ちポジションである番手ぐらいまで押し上げるのが勝ちパターンで、かなり極端です。
総合的に考えると、

札幌、函館・・・好位から4角までに先頭へ取り付く感じ
福島・・・3角では中団待機も4角までに一気にマクって番手まで
新潟・・・外回りなので残り1000mはある3角では中団待機。そのまま4角を回ってラスト3Fの末脚勝負。
中山・・・3角から番手に近い位置で、そのまま直線へ
東京・・・3角から4角では中団でじっくり脚をためて直線勝負。新潟に似ているが、気持ち前め
中京・・・3角は中団待機もマクって4角で好位付け
京都・・・3角から4角を好位で回ってきて直線
阪神・・・3角は中団待機で中間地点からマクって4角好位。中京に似ているが、おそらく仕掛けのポイントは違う(中京は追い通し、阪神はコーナーの中間)
小倉・・・3角で中団待機から一気にマクって4角では番手まで
阪神ダート・・・3角で番手から4角先頭をうかがう勢い

中京と阪神が似ているかもという意外な点を発見できます。たぶん質は違うと思いますが。
そして「小回り」と一口にいっても、3角は中団待機の小倉と、3角で番手の中山とでは全然要求される脚が違います。


これはひょっとするとかなり面白いかも?