第2回有馬記念
前言撤回。
アンライバルドはビタ一文いらん。
理由。皐月賞馬と有馬記念の相性はとてつもなく悪い。
どれぐらい悪いかというと、
１．ここ20年ぐらい、その年の皐月賞馬で勝ったのはナリタブライアン唯1頭。
２．ディープインパクトやテイエムオペラオーですら勝てなかった（さすがに馬券にはなったが）
３．残りは掲示板も載れない馬が多数。決して弱いわけではなく、有馬記念は合わないのか。
４．古馬になって巻き返した馬もディープインパクト、テイエムオペラオーの他はトウカイテイオーだけ。
もう不吉すぎるデータ。Ｇ１を7個ぐらい勝てないとダメ。せめて二冠ぐらい獲ってないと。
どういうわけか、同じ中山なのに2000と2500の関連性が薄いというわけよ。
以前に中山の全コースを３角からの位置取りに着目して研究してみたことがあるが、芝コースは、
・1200（短距離）
・1600、2200、2500（外回り）
・1800、2000（内回り）
・3600（長距離）
の4グループに大別できる。2500は内回りコースでも、スタートは外回り３角の途中で、直後のポジション争いはどうしても外回りの脚を要求される。
ゆえに、金杯や中山記念や皐月賞関連（京成杯〜本番）と有馬記念はつながらないというわけ。
もちろん、どんなコースもこなせる馬もいて、それが三冠馬であったりＧ１を５つも６つも連勝できる馬であったりする。あるいは、中山記念も勝ってるが、オールカマーやAJCCも勝ってるよという馬。
アンライバルドはというと、三冠どころか、残りのクラシックは全くダメ。ものすごくコースを限定される馬かもしれない。
ついでにキャプテントゥーレも出てきても不要。
これで勝ち馬は、セイウンワンダーである。と断言してもいい。
どうせ５番人気か６番人気ぐらいやろ。単勝で10倍とか15倍。ワシが井上オークスなら12万円ぐらい単勝にぶちこんでやなあ、儲かった100万円ぐらいで高知競馬に金を落としに行く。が、あいにくワシにはそこまでの余裕はない。というより、そんな無謀なことはせん。せめて1万円よ。
それよりも、３連単、アタマ固定なんやから相手を3頭ぐらいに絞って、1,000円ずつ買ったらええやん。6点で。残り4千円で単勝。うまく10万円クラスの配当が出たら帯封ゲットやで。
そのヒモ探し。
またも前言撤回。
マツリダゴッホは買う。アタマはないにしても、先行馬は1頭ぐらい入れておかんと怖い。何より有馬記念好走条件が揃っている。その条件とは――
有馬記念3着までの馬の当年の成績
2008 ダイワスカーレット 秋天2着（勝ったも同然）、前年有馬2着
アドマイヤモナーク 日経賞3着
エアシェイディ AJCC1着
2007 マツリダゴッホ AJCC1着、オールカマー1着、日経賞3着
ダイワスカーレット 桜花賞1着、秋華賞1着、エリ女1着（秋を2つとも勝ってるところがブエナビスタとは違う）
ダイワメジャー 安田記念1着、マイルCS1着、前年有馬3着
2006 ディープインパクト 省略
ポップロック 目黒記念1着、メルボルンC2着（正直、これは今でも分からん）
ダイワメジャー 秋天1着、マイルCS1着
2005 ハーツクライ JC2着、宝塚記念2着
ディープインパクト 省略
リンカーン 京都大賞典1着、2年前有馬2着
2004 ゼンノロブロイ 秋天1着、JC1着、日経賞2着、前年有馬3着
タップダンスシチー 宝塚記念1着、2年前有馬2着
シルクフェイマス 宝塚記念2着、春天3着
2003 シンボリクリスエス 秋天1着、JC3着、前年有馬1着
リンカーン 菊花賞2着（TRは神戸新聞杯4着）
ゼンノロブロイ ダービー2着、菊花賞4着（TRは神戸新聞杯1着）
2002 シンボリクリスエス 秋天1着、ダービー2着、JC3着
タップダンスシチー 朝日CC1着、日経賞2着
トインコス アル共2着（東京改修のため中山2500開催）、日経賞3着
2001 マンハッタンカフェ 菊花賞1着（TRはセントライト4着）
アメリカンボス AJCC1着、中山記念1着
トゥザヴィクトリー エリ女1着、ドバイWC2着、フェブラリーS3着
2000 テイエムオペラオー 省略
メイショウドトウ 宝塚記念2着、秋天2着、JC2着、オールカマー1着、日経賞3着
ダイワテキサス 中山金杯5着、AJCC4着、中山記念1着、2年前オールカマー1着
1999 グラスワンダー 宝塚記念1着、安田記念2着、前年有馬1着
スペシャルウィーク 春天1着、秋天1着、JC1着、宝塚記念2着、AJCC1着
テイエムオペラオー 皐月賞1着、菊花賞2着（TRは京都大賞典3着）、ダービー3着、ステイヤーS2着
1998 グラスワンダー 前年朝日杯1着
メジロブライト 春天1着、AJCC1着
ステイゴールド 春天2着、宝塚記念2着、秋天2着、日経賞4着
1997 シルクジャスティス ダービー2着、菊花賞5着（TRは京都大賞典1着）
マーベラスサンデー 宝塚記念1着、春天3着、前年有馬2着
エアグルーヴ 秋天1着、JC2着、札幌記念1着（0.4秒差。ここがブエナビスタと違う）
1996 サクラローレル 春天1着、秋天3着、中山記念1着、オールカマー1着
マーベラスサンデー 秋天4着、札幌記念1着ほか重賞4連勝
マイネルブリッジ AJCC5着
1995 マヤノトップガン 菊花賞1着（TRは神戸新聞杯2着、京都新聞杯2着）
タイキブリザード 宝塚記念2着、安田記念3着
サクラチトセオー 秋天1着、安田記念2着、AJCC1着
1994 ナリタブライアン 省略
ヒシアマゾン 旧エリ女1着、クリスタルC（中山1200）1着、旧クイーンS（中山2000）1着ほか重賞6連勝（くどいが、秋も連勝して臨んでいるところがブエナビスタとは違う）
ライスシャワー 日経賞2着
もうこの辺でよかろう。
ざーっと挙げてみたが、キーになる重賞がいくつかあって、
これらを好走している馬が上位に来る。基本的にその年にである。
根拠を考えてみた。
・当年に好走していること→その年の調子が悪いとダメ
・宝塚記念→純粋に要求される脚質が同じ。距離も似ている。
・天皇賞→能力の高さと要求される脚質が同じ。不思議とJCとは相性がよくない。ので、秋天勝ち、JC惜敗からの巻き返しが多い。
・菊花賞→分からん。純粋に強い馬もいるが…。中山コースは初コースの馬も多い。藤沢2頭のように山吹賞（中山2200）を春先に勝っている馬もいる。が、基本的に中山1800や2000で勝ったことはない馬が多い。
・中山のG2については、AJCC勝ち、日経賞惜敗、オールカマー勝ちが多い。秋から冬に調子をあげる馬ということか。
・札幌記念ぐらいは勝ってないと。できれば圧勝で。
テロ馬券と言われたアメリカンボスでさえ法則に見事あてはまってしまう。今から考えると絶対に獲れる。
それで、今年の当該レース。
AJCC ネヴァブション(1)、エアシェイディ(2)、マイネルキッツ(4)、ドリームジャーニー(8)
日経賞 マイネルキッツ(2)、モンテクリスエス(3)、ダイワワイルドボア(5)、ネヴァブション(7)
春天 マイネルキッツ(1)、ドリームジャーニー(3)
宝塚記念 ドリームジャーニー(1)
オールカマー マツリダゴッホ(1)、ドリームジャーニー(2)
菊花賞 スリーロールス(1)、フォゲッタブル(2)、セイウンワンダー(3)、イコピコ(4)、リーチザクラウン(5)
秋天 ？？？！
名前の出てきた馬が有力ということ。
AJCC勝ち馬は実は滅多にその年の有馬記念に出てこない。そこまで勢いが持たないことが多いからか。しかし出てきて、しかも秋のローテに余裕がある場合、かなりの高確率で有馬記念の馬券に絡む（勝てないが）。
→ネヴァブション確定
春天勝ちと日経賞2着のマイネルキッツはAJCCも4着で、冬場は走る。難点は騎手が確保できるか…。まさか柴山？ その場合はいらんかも。
宝塚記念勝ち、オールカマー2着、春天3着で朝日杯馬のドリームジャーニーも条件は揃った。相手本線。
オールカマー勝ち、過去に有馬優勝、中山2200と2500は史上1位かもしれない得意コースのマツリダゴッホを切る手はない。
他に買うなら、エアシェイディ、モンテクリスエスまで。
菊花賞組はよく分からん。狙うならトップガン・リンカーン型かシルクジャスティス・ゼンノロブロイ型か。
トップガン・リンカーン型：菊花賞TR好走から本番連対
ジャスティス・ロブロイ型：ダービー好走、菊花賞TR勝ちから本番好走
スリーロールスは、そもそも重賞が菊花賞だけ。TR２つを好走してきたトップガンとは訳が違う。
フォゲッタブルは、リンカーン型といえるが、レースを挟んだのがどうか。買うならコレ。
セイウンワンダーは、朝日杯を勝っている。別格。
イコピコはトップガン型だが、TRを勝って本番負けた馬は来ていない…
リーチザクラウンはダービー2着のシルクジャスティス型だが、TRで負けている…
4着5着を足して2で割ったらちょうどいい馬が出来上がるのになあ。
そもそも3歳が2頭来たのは、1994年と2003年ぐらい。セイウンワンダーから買うなら、3歳は切る手か。もしくは、古馬1頭、3歳1頭のフォーメーション。
相手を絞れと言われたら、古馬の4頭にする。それも騎手が2ランクぐらい落ちそうなマイネルキッツを除ければ3頭。
ドリームジャーニー、マツリダゴッホ、ネヴァブション。
別に三段オチでもないが、ネヴァブションが来れば10万どころか50万クラスの配当まである。人気2頭でもセイウンワンダー頭なら5万ぐらいつくやろ。
