失敗

秋天は、あれは簡単やったなあ。
ブエナビスタの軸は堅すぎ。相手を何にするかだけで、それも4混レースなので3点流しでOK。
獲れてないが(笑い)。
ワシの思考回路はこうだ。
昨日の時点。ブエナビスタ軸。東京実績からシンゲンとペルーサの2点。
今日、10レースまで観ていて考え直したこと。芝もダートも前残りで全然差しは届いていない。ならばアーネストリー1点。シンゲンもペルーサも不要。先行する人気薄もちょっとだけ押さえてと。
結果的に、ブエナビスタからアーネストリーの1点勝負に、スケベ馬券のショウワモダンキャプテントゥーレへの豆馬券となった。
いや、脱毛。もとい脱帽。でも、レース後、一番悔しかったのはワシでも他の馬券氏でもなく、頭の薄い関東のリーディングジョッキーであったことは間違いない。なんせ落馬して休んでいる間に秋天でお手馬がワンツー。頼むから有馬は万全でなかったら寝ててくれ。
しかしまあ、1点勝負というのは当たらんよなあ。1点で決まり、と思ったら絶対に落とし穴がある。やっぱり3頭目を買うということは馬券を当てる上では重要なことと思う。
しかし、この秋天のやるせなさを忘れさせてくれたのが最終レース。何かというと、三浦の馬が休み明けなので返し馬を観てから買い目を決めようと思ったんよ。場内ではスミヨンのヒーローインタビューが行われて、秋天自体も審議で、最終の出走馬が出てき始めたのが締め切り5分前。スミヨンは今しがた地下馬道へ降りていったところで、三浦の馬も出て来ていない。その2頭が出てきて返し馬(らしきもの)を始めた。気配がよくないので三浦を切ろうと穴場に行ったらどの券売機も5人以上並んでいて、でもオッズを映しているモニタの締切までの時間はすでに0分。当然、アウト。
おかしいではないか。
三浦の馬は4番人気。スミヨンの馬は2番人気。競馬場に来ている馬券氏にとって返し馬というのは重要な要素で、これを観てから考えようという御仁も多い。それを1分かそこらでブツッと締切。
スミヨンの表彰式を見終って「さて最終の馬券でも買うか」という方々も含めてかなりの人数が最終の馬券を買えていない。ワシのいた4階一般席でも「なんでもう締切よ。早くね」という声がちらほら。
「買えなかった方はごめんなさい」
それでいいのか。JRA。
G1の表彰式を見ていたら最終の馬券を買い損ねる。
人気馬の返し馬を観てからでは馬券を買えない。
そりゃ売り上げも落ちるわ。いまだに営業の姿勢はオグリ時代の左団扇なんやから。
最終に騎乗する騎手を遅くまで引き止めるのをやめるか、引き止めたんなら発走時間を遅らせるか。それぐらいの融通を利かせて馬券を売らないと赤字転落もすぐ来るで。
まあ、ワシの買おうとした馬券は、見事なまでにタテ目だったので数千円もうかったわけだが。