ジャンクガレッジ

馬券を買うついでに昼飯をと思ったが、中山へ向かう途中に去年あたりにできたラーメン屋が並んでいなかったので初めて入ってみた。
ジャンクガレッジというラーメン屋だが、東京駅のラーメンストリートにも出店していて、そういやこの間サマソニでも出店しているのを見かけた。有名店らしい。いつも行列ができているが、さてどうか。
豚肉でダシをとっているようだ。とにかく量の多いことが売りで、野菜がバーンと上に乗っている。二郎みたいなやつだな。並で200グラム、中盛りにすると300グラムあるらしい。値段が一緒なので中盛りにしてみた。
味は、美味くも不味くもない。豚肉でとったダシは至って平凡で、パンチもなければ変化もない。300グラム食っているうちに飽きてきた。最後はかなり拷問に近い。決して不味いわけではないが、最後まで同じような単調な味が続くので飽きてしまうのだ。途中でニンニクだとか何か入れればいいんだろうが、それって、インスタントラーメンを食っている途中にコショウを入れてごまかすのと発想は一緒で、ラーメン専門店のやることではないよな。
麺もこだわりがあるのかかなり太めのものを使っているが、ただ太いだけのような気がする。味わいとかはない。のびると給食のソフト麺になるんじゃないだろうか。まあそんな味だ。端的にいえば大雑把な味。発想がアメリカンな感じだ。量が多いよ、味付けは適当だけど、まあたくさん食えたらいいだろ、みたいな。
一口目は見た目ほど濃いという味ではないので、100グラムぐらい食ってごちそうさんにするならまあいいかというところ。行列してまで食うほどではない、というか、絶対に行列してまで食うもんではない。二郎を好きな人ならいいが、それ以外の人にはキツイだろう。西船ならもうちょっとバランスのいいラーメン屋は何軒かあるので、自分なら別の店を薦める。
しかし、ラーメンストリートでも行列ができているし、二郎の並び具合もすごいから、世間的にはこういう味の受けがいいんだろうか。