有馬記念考察

毎度毎度言っているが、有馬記念は特殊なレースだ。ある条件に合致した馬が好走するというのが例年のパターンなのである。


1.人気馬が好走する
5番人気厨参上。過去15年を遡っても、6番人気以下が勝ったのは9番人気マツリダゴッホただ1頭。
実は16年遡ると6番人気マヤノトップガンがいるが、これだって単勝13倍とそんな人気薄ではない。
絶対に1着は5番人気以内と決め打つべし!


2.グランプリホースが好走する
有馬記念単体でみても連覇はいくつかある。この15年間のうちに、シンボリクリスエスグラスワンダーと2頭が連覇を達成して、前年2着または3着となると、ダイワスカーレットディープインパクトゼンノロブロイテイエムオペラオーとこれで過去15年の勝ち馬の大半を占める。
さらに同年の宝塚記念勝馬となると、ドリームジャーニーテイエムオペラオーグラスワンダーが勝ち、タップダンスシチーマーベラスサンデーが2着。逆に同年中に有馬記念に出走した宝塚記念勝馬で連対できなかったのはメイショウドトウただ1頭。
グランプリ連覇は必ず念頭に置くべし!


さらに、三冠馬をどう考えるか。はっきり言えば、買い。ディープインパクト(2着)、ナリタブライアン(1着)、シンボリルドルフ(1着)、ミスターシービー(同年は出走しないも翌年3着)と、間違いなく好走している。


ここから導き出せる結論としては、1着に買うべき馬は、
ヴィクトワールピサ(去年の勝ち馬)
アーネストリー(今年の宝塚記念勝馬
ブエナビスタ(2年連続2着)
トゥザグローリー(去年の3着。ただし、ナイスネイチャエアシェイディのように何度走っても3着という馬もいるが。)
そして三冠馬オルフェーヴル
のうち、5番人気以内の馬だ。多分、トゥザグローリーは外れるが、残りの4頭は該当する可能性が非常に高い。
あとは、枠順が大きく左右するコースなので、その中から内枠(できれば1枠2枠、少なくとも4枠まで)の馬も選べばOK。
簡単すぎるよな。冷静に考えられたら。