大井競馬の諸データ

なぜ金曜日に大井のデータなどいじっているかというと、来週2回行くことになっているのだ。かつ、この土日が仕事で、函館はそこまで手を出せないというのもある。
さて、上半期の大井競馬だけのデータベースを作ってみた。たいそうに聞こえるが、nankankeiba.comの成績欄を全部コピペしただけだ。手間だけはかかる。暇人にしかできない(笑い)。それでもJRA-VANのデータが年に1回CDだけしか出なかった15年前を思えば楽なもんだ。当時は全部手入力してたもんな。
まず、大井の騎手と厩舎のリーディングを出してみた。騎手はnankankeiba.comでも調べられるが、厩舎は南関全体を含む地方競馬すべてのリーディングしかわからない。もちろん、大井でやる以上、船橋や川崎の上位厩舎はあまり出走してこないので全然違うリーディングになる。そういった意味で貴重なデータではないだろうか。(少なくともそこまで調べた暇人はあまりネット上にも転がっていない。)
データは、名前、勝利数、勝率、連対率

大井競馬2012年上半期 騎手リーディング
1位 的場文男 60 18.4 31.3
2位 戸崎圭太 58 17.0 26.3
3位 坂井英光 47 14.3 26.4
4位 森泰斗  47 14.8 25.6
5位 真島大輔 39 12.7 25.3
6位 和田譲治 22  7.7 18.8
7位 柏木健宏 20  7.0 16.7
8位 今野忠成 20  9.1 16.4
9位 山崎誠士 18 11.6 17.4
10位 吉原寛人 17 9.1 23.0
11位 矢野貴之 13 6.1 14.0
12位 達城龍次 12 5.6 13.5
13位 本橋孝太 12 7.5 16.9
14位 石崎駿  12 8.1 10.1
15位 繁田健一 10 4.9 10.7

上位の5人が抜けているのが分かる。ここに上半期は故障していた御神本を含めた6人がトップグループだ。
それから10位の吉原寛人までがそこそこ高打率のグループ。
正直、連勝式の馬券はここまでで十分だ。(というか上の6人だけでかなりのレースが当たる。)
注意したいのは、やはり大井の騎手が大半を占めていること。森泰斗(船橋)、今野忠成(川崎)、山崎誠士(川崎)、吉原寛人(金沢・川崎で短期騎乗)と各場のトップは何とか食いこんできているがそこまで。浦和の騎手はトップが繁田健一で、他はほぼ不要。(実は加藤和博という隠れキャラがいるのだが。)
名前に騙されてはいけない。
次に、厩舎リーディング。

大井競馬2012年上半期 厩舎リーディング
1位 高橋三郎 24 14.5 26.5
2位 荒山勝徳 22 17.7 29.8
3位 月岡健二 20 16.9 28.8
4位 赤嶺本浩 19 10.7 19.2
5位 鷹見浩  17 12.8 27.1
6位 藤田輝信 15 16.0 33.0
7位 栗田裕光 15  8.4 15.7
8位 山藤統宏 14  9.7 20.7
9位 森下淳平 14 16.9 33.7
10位 鈴木啓之 14 13.2 23.6
11位 澤佳宏  14 10.9 19.5
12位 堀千亜樹 14  9.9 13.4
13位 渡邉和雄 13 11.5 23.0
14位 蛯名雄太 13 14.1 27.2
15位 松浦裕之 13 12.5 20.2

こちらはもっと極端。全て大井の厩舎だ。南関全体では小久保(浦和)、川島正行船橋)、佐藤賢二(船橋)、岡林(船橋)、内田(川崎)が去年のリーディング5傑。大井はトップ10に荒山厩舎のみだ。しかし、大井競馬に限れば、そもそも出走数が圧倒的に大井所属が多く、他場所属のつけいる隙はない(出馬投票上)。なので、重賞やオープンのレースでもない限り、他場所属馬を狙う必要はない。JRAはまた別の話だが…
それから、松浦備や庄子連兵のような古参の厩舎が子息へ代替わりを迎えている。そこら辺の動きは数年単位で要注意かもしれない。(最近は出走数が減ってきている。)
個々の騎手や厩舎についてはまた今度。