ゲート理論

スプリンターズSはゲート理論が炸裂。
というより、あれは誰でも分かるわな。2番人気、1番人気やもん。
ただ、1着2着の順番は、昨日書いたように、本質的にロードカナロアの方が能力が上なので、似たような枠に入れば(枠の有利不利がなければ)ロードカナロアが先着するよということだ。
今日のそこまでの結果を見ていて、大外の17番も勝ってるし(あれは逃げたから実質インベタなんだが)、差し馬がラチから3頭目4頭目を通ってきても差し切っていた。だから16番でも大丈夫だろうと判断した。
16→14の馬単はある程度必然的な結果じゃなかろうか。
それよりも特筆すべきはその前のレース、勝浦特別。
1着は8番のサクラアドニス(2番人気)。2着が9番のレッドエレンシア(5番人気)。13頭立てなので比較的外目の馬同士での決着だ。
人気していたのが、5番ガッダムアスカ(1番人気4着)、2番ローレンルーナ(4番人気5着)、13番ヤマニングルノイユ(3番人気7着)。
芝のレースなので、当然、メインと同じように外有利の判断をする。その時点で2番はダメ。これ、蛯名騎乗で人気を集めていたが、不利なものは不利だ。
5番も微妙。というより、準メインで嶋田を買う方が悪い。まだ減量の恩恵を受けてナンボという騎手だから。
13番は一瞬食指が動いたが、星野厩舎(関東でも下から数えた方が早いくらい勝てない厩舎)に伊藤騎乗。とてもじゃないが、買える勝率ではない。
だから、単勝は当然、当てられる。今日の午後一番の勝負レースだった。
問題は、なぜ9番のレッドエレンシアが5番人気だったのかということだ。
サクラアドニスは500万を0.9秒差で圧勝して、1000万で3着2着と来ているのだから人気して当たり前。というより、なぜこれが1番人気でないのかが不思議なぐらい。誰でも買える。買えない人は競馬をやめるかじっと大穴が来るのを耐え忍ぶしかない。
レッドエレンシアは、近2走が9着13着。かろうじて3走前に2着があるものの、1年間馬券に絡んでいなかった。しかも中山は5回やってみんな着外。
10年前なら間違いなく下から数えた方が早いぐらい人気薄だったと思う。だって、競馬新聞みても着順はほとんど10着前後なんだから。
ところが、近2走の敗因がはっきりしている。
枠順だ。
前走は15号ゲート。このレースに限っては12番13番が馬券になっているが、この日は外が不利だった。
2走前は10号ゲート。これは2番3番が連対しているように内が有利だった日。
ちなみに2着だった3走前は13号ゲート。掲示板に載ったのが9番より外ばかりという外有利なレースで、この日の傾向としても外有利だった。
有利な枠に入りさえすれば現級では力上位というわけだ。これぞ、ゲート理論の出番だ。(5番人気なわけだから、みなさん、よくご存知で)
だから、ちょっとは勝ち目がないかと期待していたが、まあ、2着までだった。残念。ただ、馬連(20倍)、馬単(33倍)は本線で当てられていただろう、買っていれば。(最近は単勝しか買っていないので実際には当然買ってないが)
いずれ、単勝がかなりの確率で当てられるようになったら、また馬単に回帰しようと考えているが(そっちの方が期待値高いから)、2着に来る馬も随分と傾向がつかめてきた手ごたえはある。
その前に、単勝を7割か8割ぐらいは当てられるようにしろという話ではあるが(笑い)。