戸崎合格

漸く戸崎が中央へやってくる。
競馬学校卒業生も頑張れよと言いたいところだが、現実問題、この「補強」は仕方ない。特に関東の若手はプロ意識が薄く、伸び悩んでいる。というよりも伸び「悩んでいない」。彼らには、もっと真剣に技術向上に励んだり、「勝ちたいんや」という意志を見せたりすることを期待したい。
あれ?どこかの在阪セリーグ球団みたいやなあ…


戸崎は南関でも社台馬で成績を残していただけに、中央入りしても社台が基本だろう。ということは、関東の社台騎手が割を食うことになるだろう。3強の内田、ヨコテン、蛯名も多少食われそうだが、特に石橋脩はピンチじゃなかろうか。彼は堀厩舎のいい馬に乗せてもらうことも多いが、実は隠れた社台騎手でもある。
2010年から2012年までの3年間で123勝しているが、うち25勝(20%)が社台関連馬主である。内田、ヨコテン、蛯名の当該勝率が16%、27%、24%で、JRA全体の当該勝率が13%である。
最近も堀厩舎の人気馬はみんなベリーに持っていかれてるだけに、これがベリーから戸崎に置き換わるだけという可能性もある。しばらく要注意だ。(暗に石橋脩を買い控えようということ。)
エージェントでは、内田と同じ中村氏のはずだから、どう棲み分けをするのか注目だ。


戸崎と同時に福山の岡田も合格した。彼は去年落ちていたという記憶があるが、福山廃止に何とか滑り込みで間に合った。福山でもかなり好成績を残しているので、柴山、赤木といった自力合格組レベル(たまには馬券を買ってもいいよレベル)の活躍はするのではなかろうか。さすがにアンカツ、岩田、内田レベルを期待するのは酷だが。
2008年に1日だけ京都で騎乗したことがあり、4戦して4着が1回だけ。直線が200mしかない福山からの慣れが必要なので、こちらもしばらく様子見だろう。何せスピードが違う。福山だと1250mで1分22秒近くかかっているんだが、中央だとそのタイムで1400m走ってしまうもんなあ。


気になるのは南関の戸崎の後釜だ。戸崎は去年365勝しているが、それが丸々どこかへ行ってしまう。もちろん、1人に行くわけはないが、大半を誰かが持っていてしまうのだろう。
大井だと、まさか的場というわけはなかろうから、坂井、真島、御神本あたり。船橋の本橋(森はちょっと乗っている馬の色が違う)、川崎の今野あたりに分散するんだろうか。
あるいは、福山から三村が移籍してきたら、これは面白いと思うんだけどねえ。
個人的には、本命は真島、本橋、今野だ。
こっちもしばらく様子見しないと、ちょっと分からん…