大井の特別戦を勝てる騎手

最近、出馬表に平場・特別・重賞別の勝率判定を導入しましたが、これがなかなか的を射ているようです。
南関でも同じことが当てはまるのではないかと思いますが、試しに大井で調べてみました。
平成24年9月から昨日までの半年間で、大井の特別戦での騎手別勝ち数です。
交流重賞は明らかにJRAが有利なので除きました。
条件戦の中央交流である「アーバンステージ〜」はJRAでもかなり下位の馬・騎手しか出てこないため実質南関のレースなので、こちらは集計対象にしています。

24勝 戸崎
18勝 御神本
13勝 真島
12勝 和田
10勝 坂井
9勝 的場
6勝 森
5勝 本橋、今野、山崎誠
4勝 柏木、張田
3勝 上田
2勝 有年、山田、金子
1勝 矢野、石崎隆、石崎駿、高橋利、杉村、酒井、増田、岡田、見澤、五十嵐、服部

1勝というのはフロックであったり、たまたまお手馬に強い馬がいたりするケースがあるので度外視します。

傾向としては、


A:かなり特別戦を勝てる騎手
B:たまに特別戦を勝てる騎手
C:特別戦では勝てない騎手


に分けることができます。

A:戸崎(1)、御神本(6)、真島(4)、和田(7)、坂井(3)、的場(2)
B:柏木(8)、上田(32)、有年(13)、森(5)、本橋(10)、張田(17)、山田(22)、今野(9)、山崎誠(11)、金子(39)
C:その他

カッコ内は、去年の大井のリーディング順位。


Aグループは、「大井所属」「リーディング上位」の騎手です。
Bグループは、「大井所属でそこそこリーディング上位」「他の南関3場でリーディング上位」の騎手
というのが大雑把なところ。


注目すべき点は、
1.リーディング上位でも他場所属は過信禁物
2.なぜか特別戦だけ勝てる騎手もいる


1については、例えば、船橋所属の森。リーディングでは御神本(この人は半年休養していた)、和田より上位ですが、特別戦はそこまででもない。
名前だけは売れているという騎手に要注意です。


2については、上田、金子のようになぜか特別戦を複数回勝っている騎手もいます。ちなみに去年1年間の大井での勝ち数ですが、それぞれ6勝、4勝。二人ともその半分に当たる数がこの半年での特別戦勝ちという異常さです。
フロックと見るか、一つの傾向として見るか。
ちなみに、金子はソルテという現3歳馬の2歳特別戦で2勝ですが、上田は別の馬での3勝です。
個人的にはフロックと見ても差し支えないような気もしますが。


というわけで、かなり有効な馬券戦術であると思われますので、勝率ベースでの集計や、他の3場についても調べていきたいところです。