ド素人のたわごと

函館の芝は1週使って少しダメージがある模様。出目を見ると、先週の1-2-3から4-5-6ぐらいに移行している感じがする。もちろん、最内枠は悪くないし、道中通ってくる位置はインである方がいいが、7番8番ぐらいまでは注意が必要。相変わらず2桁馬番は死に番なので、単勝を考える際はガン無視して構わない。
脚質は当然前の方がいい。土曜日は7鞍芝のレースが行われたが、うち5鞍で4角先頭の馬が勝っている。ラスト3ハロンの位置にある3角でみても、連対馬の14頭中9頭が5番手以内。よほど力が抜けていなければ連対すら難しいのが差し馬の現状だが、メインレースのモズハツコイようにこれまで差していた馬が突如逃げ出すということもあるので注意(まあ、この馬はもともと逃げて勝ち上がった馬だったが)。
そこも含めて、函館スプリントS
ストレイトガールをもう1回検証。なにせ函館の実績は抜群によい。函館全成績をみてみよう。

2012.6.17 500万平場○牝 良 15ト2番 52 岩田 1着 1103 7-6
2012.7.8 道新スポーツ杯1000万 良 16ト12番 52 三浦 5着 1092 9-8
2013.6.16 500万平場 良 16ト16番 55 岩田 2着 1081 3-3
2013.6.23 500万○牝 良 16ト16番 55 田中勝 1着 1084 4-3
2013.7.13 函館スポニチ賞1000万 良 9ト1番 55 岩田 1着 1093 3-3
2013.7.20 函館日刊スポーツ杯1600万 良 15ト10番 55 岩田 1着 1081 5-5
2013.8.11 UHB賞OPハンデ 良 12ト1番 54 吉田隼 1着 1104 6-6
2013.8.25 キーンランドC[G3] 稍 16ト11番 54 田中勝 2着 1117 10-8

2年前の3歳時は先行できなかったので1000万で負けてやむなし。
1年前は下級条件では先行して連勝しているが、クラスが上がると前に行けなくなっている。OPに上がってから3角で5番手以内を追走できたのはシルクロードSのみだが、これは京都の1200のラップ特性による。つまり、スタートして上り坂があるのでテンが遅く、上がりが速いのが京都1200の特徴だが、この時のストレイトガールの前後半のラップが34.4-33.0。そういうヌルいとこでないと先行できない。
函館はというと、全く逆になる。例えば、ストレイトガール自身のラップでも一番時計の速い函館日刊スポーツ杯や2013年6月16日の500万でのラップは、それぞれ33.6-34.5、33.9-34.2だから上がりの方が時計がかかっている。
そういう上がりのかかる馬場が得意とか苦手とかではなく、ラップの緩まない重賞レースで先行はできないということを強調したい。
枠順を見ると、結構外枠を引いていることが多く、1桁(というか1番か2番)が3回、2桁が5回。そして、1桁の時は全て勝っていて、2桁の時は2勝3敗。今回は内枠なので、そこは問題ない(逆に、ストレイトガールぐらい能力の抜けている馬でも2桁馬番だとあっさり負けてしまうのが函館1200である)。
枠順を見ると、内枠に先行馬が多く、内から差すしかないストレイトガールはかなり後ろになってしまう可能性は高い。
ツインクルスター、フォーエバーマーク、メモリアルイヤーが逃げ争い。その後ろにハノハノ、ガルボスマートオリオン。ようやくその後ろにストレイトガールというところか。
何が何でも行きたい馬はいなくて、フォーエバーマークも番手で行くようなことを匂わせているので存外乱ペースにはならないかもしれない。
スマートオリオンに乗る武豊騎手とすれば、勝つためにはストレイトガールをどう抑えるかが重要なので、他馬をうまく利用して自分より2列後ろに下げたいだろう。つまり、ガルボやハノハノの前に出て、2列目の最内に入り、3列目に2頭を置いて、4列目にストレイトガールの展開。これなら差し届かない。
つまり、ストレイトガールが差し届かず、2着か3着という可能性がある。それゆえに、前に行く馬の単勝を買う意味は大いにある。当然、フォーエバーマーク。複勝でも1.5倍はつくので、単勝1:複勝2の買い方で行けそうだ。


東京はユニコーンS。こっちもアジアエクスプレスが強そうだ。逆らえるか?
東京のダートの土曜は、勝ち馬は残り3ハロンの位置である4角で4番手以内が5頭、残り1頭も7番手通過。追込みは届かない。雨が降って地面が固まっているのでさらに前が止まらないだろう。ただし、逃げは全くダメ。
泥がはねるほどひどくはならないだろうから、内枠が不利ということはないと思う。それほど有利不利はないが、しいて言えば、外過ぎる枠はダメ。よほどスタートダッシュがよくなければ外を回らされてアウトだ。午前中は勝ち馬がすべて2桁なので、どこがいいかと言われると、中がベストだろう。
はっきり言って、アジアエクスプレスが負ける要素はあまり見当たらない。残念だが。
もし、逆転があるとすれば、中目の枠に入った好位付けの馬。メイショウパワーズレッドアルヴィスのどちらか。この2頭、ヒヤシンスSで対戦しているが、逃げたメイショウパワーズが2着で出遅れて差してきたレッドアルヴィスが6着。2番手のエキマエが勝った前残りの波乱のレースなので度外視していい。むしろ、当時2番人気に推されたレッドアルヴィスがそれ以来の休み明けで古馬との1000万特別で僅差の4着だったことを評価したい。メイショウパワーズの方はヒヤシンスSが8番人気、勝った端午Sが7番人気。不当な人気だったかもしれないが、人気薄ゆえに展開に恵まれた可能性はある。
ヒヤシンスS組とアジアエクスプレスオキザリス賞組は比較が難しいが、万が一の可能性を考えるならレッドアルヴィス複勝は結構つく。というより、アジアエクスプレス単勝よりも他の全ての馬の複勝の方が高いので、そっち狙いでしょう。