新幹線で読み終わったわ

ホンマは昨日のうちに読んでおこうと思ったんやけどな。

きれぎれ (文春文庫)

きれぎれ (文春文庫)

よく金原ひとみ「AMEBIC」は町田康のパクリって言われてるけど、ぜんぜん違う。町田康のは完全に計算された錯文。随所にそれが感じられる。筋だけ追ってても何のことかつながりが見えてこないが、読了して振り返ると全体像が見えてくる。世の中の不条理とか矛盾した自分とか。そういったものが。金原ひとみの場合はまだそこまではたどりつけていない。そういう意味で違うというのだ。完成度が高い。
読んでいてホンマ矛盾だらけで、脈絡もなく場面が飛ぶし、摩訶不思議ワールドだが、そんなん関係ない。ただなあ、やっぱりわかりづらいで。面白いことは面白いけどな。
もう一丁。
人間知性論 4 (岩波文庫 白 7-4)

人間知性論 4 (岩波文庫 白 7-4)

やっと読み終わった。半年ぐらいかかったな。ホンマは1ヶ月ぐらいで読み終わる予定やったけど、いろいろ間に挟んでしもたから。それでも大筋は掴めてるとは思ってるよ。
この書から特に、記号としての言語というのは考えさせられた。相手にまったく同じ内容で伝えることの難しさ。そういったことの積み重ねが誤解や曲解や狂信に結びついたりする。
ここはよく注意しなければならない。
時間もないので今日はこの辺にしといたろか。また機会があれば詳しく触れたりすることがあるかも。

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