発想はよかったんやけどな。知性改善論

知性改善論 (岩波文庫)

知性改善論 (岩波文庫)

もう神については何も言わへんよ。しんどいもん。
スピノザの着眼点はよかった。原因があって結果がある。だから原因を遡及していけば第一の原因にたどり着く、そこが永遠なるもの、無限なるものだろうと。ただ、その行き着くところが永遠に見つからへんのや。無限やからなw そこで妥協して途中に神を置いてしまった。めんどくさかったんやろ。
結果として失敗に終わった彼の思索は、しかし、手段としては優れた発想ではあるだろう。それだけ。以上。「エチカ」とあんまりかわらへんからなあ。正直、読まんでもよかったかもな。

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