東京諸コース

早いもので今週で東京開催も終了。来週からいよいよ2ヶ月連続の中山開催が戻ってくる。今開催は資金も使わず、「中山競馬完全攻略マニュアル」もある程度の仕上がりをみせて、新指数のアイデアも出てきた。儲かってはいないけど、3週間でマイナス1,000円ぐらい。ええんちゃうか。
さて、ラストはフェブラリーS。いちおう午後から生観戦の予定にしているので、念のため東京コースについても「コースの性格」を調べておきたい。
当日のレース
6R(1250発走)3歳500万 芝1800
7R(1320発走)古馬500万 ダート2100
8R(1350発走)古馬1000万 ダート1400
9R(1425発走)3歳OPヒヤシンスS ダート1600
10R(1500発走)古馬1600万アメジストS 芝2000
11R(1540発走)フェブラリーS ダート1600
12R(1620発走)古馬1000万甲斐駒特別 芝1400


6Rのパドックに間に合わせるためには、12:15頃には府中競馬正門前駅に到着する必要がある。とすると東府中は12:10頃に出発する電車。そうすると、いつもの多磨霊園駅は12:04に乗らなければならない。さらに逆算すると、いつもの京葉道から7号、C1、4号経由中央道ルートで1時間。最低でも11時前にはデッパツ。ちょっとせわしないからここは間に合えばラッキーぐらいのつもりで、7Rからのコースを見ておこう。幸い、芝1800は共同通信杯の時に簡単に分析してある。
http://d.hatena.ne.jp/Fudiwarai/20080209/1202556715
ついでに、ダート1400の分析も根岸Sの時にしてある。
http://d.hatena.ne.jp/Fudiwarai/20080202/1201956430
復習しておくと、「先行有利」「中山に近い性格」
では、他のコースについて。

ダート2100

まず枠順に特徴があり、「極端な枠が不利」。内も外もよくない反面、4〜10号ゲートぐらいは好成績。
脚質については、3コーナーも4コーナーも極端に後方にいなければどこにいても一緒。むしろ、相対的に先行馬はめちゃくちゃ不利。先行するメリットなし。ということは、過剰人気の逃げ先行は疑い、人気がなくとも状態のいい差し馬は買い。

ダート1600

枠順はきれいに横並び。ほぼ平等。平均着順で7着後半から8着ぐらい。若干、外枠がよくないけど、気持ち程度。気にするほどではない。
脚質も2100mほどではないにしても差しでもOK。ただ多少先行有利。2100mよりは。

芝2000

枠順が一番大きく、やはり「外枠不利」。平均着順で8号ゲートぐらいまでがほぼ7着以下に対して、12号ゲートより外は全て8着以上。14号より外は9着以上。軸にするなら8号ゲートより内。
脚質はこれほど「展開不要」というコースも珍しいぐらいに3角4角とも1番手でも10番手以降でもほとんど率に差がない。全く無視していい。むしろ相対的に先行馬不利なのでダート2100と同じことが言える。

芝1400

枠順は「やや外枠不利」。とはいえ、内枠が有利かというとそれほどでもなく、あまり気にするほどではない。内の平均着順が8着前後で13号より外で9着以上。その程度。
脚質はちょっと先行有利。今日はじめて複勝率40%を見た(笑い)。3角4角ともに逃げている馬が結構有利で2番手以降は差はない。「逃げ」かどうかで分かれる。


全体的に、東京コースは面白みに欠ける、個人的には。どのコースも脚質に差がなくて、はっきりいえば「能力どおり」。
ただ芝もダートも短距離ほど「先行有利」の傾向。そして距離が長くなるほど「差し有利」になる。
枠順は一般的に言われていることがほぼあてはまるので、なんとか能力面で盲点になっている馬を探すこと、好調馬を探すことが重要かな。
ちなみにPL指数で使用する「コースの性格」を表すコース基準指数はこんな感じ。数字が大きいほど速いということ。

(ペース速度/上がり速度の順)
東京芝
1400 16/22
1600 10/22
1800 -1/20
2000 -6/19
東京ダート
1300 10/-12
1400 10/-16
1600 3/-18
2100 -20/-23
参考までに
中山芝1600 17/13
中山芝1800 -3/7
中山芝2000 -4/4
中山ダ1200 36/-24
中山ダ1800 -18/-46
京都芝外1400 17/22
京都芝外1600 9/16
京都芝外1800 2/22
京都芝2000 -7/15
京都ダ1200 18/-9
京都ダ1400 14/-16
京都ダ1800 -16/-23

芝コースは東京と京都の傾向が似ているのが分かると思う。どちらも距離に関係なく一定の末脚を要求される。
反対に中山はワンペースに近い馬に有利に働く。末脚が切れても持て余すことになる。だから中山で差して届かずというのが狙い目。
ダートコースは全て異なり、中山>京都>東京の順で先行力が要求される。しかし、末脚は東京と京都で同程度要求されるので、実は京都の方がタフなコース。中山はとにかくバテ比べ。中山の成績は無視して、京都で脚を余した差し馬が東京に替わってある程度先行できれば好走できる。
ダート1600なんかは単純にコースだけの狙いなら京都ダ1400でついていけなかった先行馬を狙えばいいのかもしれない。今年に入ってからなら、門松S、すばるS(ただし連闘)。何頭か該当する馬が出てくるかもしれないのでチェックや。
平安Sをはじめとする出走履歴の多い京都ダ1800は、ペースが上がらなければ似たような傾向になる。アドマイヤドンが勝った2004年ぐらいの流れになれば平安Sの先行タイプでいける。1F10秒台のラップが出るようなハイペースになれば根岸S好走組。さてどういうメンバー構成になるやら。検討がつかん。