まとめてドン

哲学・航海日誌〈2〉 (中公文庫)

哲学・航海日誌〈2〉 (中公文庫)

他者とは何ぞやからコミュニケーションまで。そういう論旨を追いつつ、アスペクトについて考えてみる。
アスペクトというのは、つまり見る角度が違えば別の物が見えるという考え方。あひるとうさぎのダマシ絵を例に説明されているが、そこは、こうよ。
「2010年のダービーを、内田騎手を中心に見ると『ナイス騎乗のダービー』になり、ヨコテン中心に見ると『クソレース』になる」ということ。
要するに1つの出来事を見るにしても、どういった視点で見るかということで受け取り方が異なる。そこでコミュニケーションにおけるズレが生じると。(同じレース結果を見ても違う捉え方をするから人気が割れる)
何でもかんでも競馬に置き換えて考えるなというのはあるが、理解しやすくするにはそうなるんよ(笑い)。
ただ、コミュニケーションというのは一方通行ではなく、互いに言葉のやりとりをしながら文脈みたいなものを探っていくというゲーム。そこが競馬にはないところやろうね。いや、そういう馬券術があってもええような気はする。
饗宴 (岩波文庫)

饗宴 (岩波文庫)

人類補完計画はこれが元ネタか?
人間には3つの性があって、3つ目が手足8本で顔2つのふたなり君。これが生意気になってきたからゼウスが真っ二つに裂いた。それ以来、裂かれた連中は自分の片割れを捜し求めて1つに戻ろうとする。
ヲイヲイ。
で、1つになった途端に液状化したりするとでも言うつもりでおるんか。
が、まあ、それは主旨ではなく、あくまで肉欲は下劣、高等なのは智に対する欲求と。性教育的にいえば昇華というアレですわな。
ワシは下等生物で結構。肉欲上等。金欲上等。