浦和・小久保厩舎の騎手起用傾向

今週は前半が浦和で後半が船橋の夏開催仕様。なぜか本日休みのため船橋出撃態勢でありますが、前半の浦和開催で気が付いたことがあるので書いておこう。
浦和といえば、きゅうりと冨田、というのはネタの話で、馬券的には小久保厩舎は外せない。何せ南関リーディング厩舎で、その勝ち鞍の多くを地元浦和で稼いでいるわけだから。その小久保厩舎の騎手起用に今、異変が起きている。

ちょっと前だと、小久保厩舎は戸崎で勝負という図式がありましたが、当然、JRA移籍に伴い解消。その後が要チェックであることは戸崎騎手移籍の際にも書いたことではあります。そして、当初は左海、御神本、坂井、張田父を中心に勝負起用してきていました。が、ここにきて急浮上してきた騎手がいるのです。森騎手です。
去年1年間は1度も起用がなかったのですが、今年度に入ってから急増。特に6月後半の船橋開催以降で起用が増えて、今開催は3日間で10鞍ありました。今年の1月から前回の川崎開催までで同じ10鞍起用なので、いかに多いか分かります。
内容も伴っていて、この2年間、つまり実質は今年1月以降で20回騎乗で6勝。勝率3割。連対だと11連対で5割超ということになります。これはすごい。特に今開催は連対ベースだと10打数7安打の猛爆ぶりで、馬複を買うなら鉄板軸でしょう。もちろん、3勝しているので頭でも固定OK。
そのかわりに、御神本、坂井両騎手の起用は激減していて、御神本騎手は4月以降は起用なし、坂井騎手は起用自体は結構数多くあるものの、人気馬の騎乗が減り、5/29を最後に勝ち鞍がありません。また、張田父については、トーセン、タマモの両馬主で安定した起用があり、こちらは変わらずなのですが、相変わらず、勝率や連対率はあまり高くありませんので、むしろ馬券の軸からは外す方が得策かもしれません。
大井や船橋でよく見られる、JRA交流戦にやってきた戸崎騎手の起用というのも、小久保厩舎ではほぼありませんので、これも考える必要はありませんが、吉原騎手は2月の短期免許騎乗時に実績があり、注意が必要かもしれません。
あとは、浦和の中堅どころ(橋本騎手など)で下級条件をちょこちょこというところです。

結論としては、小久保厩舎で左海・森起用を見かけたら買い、それ以外は様子見ということでしょう。特に、バレバレの左海騎手だとオッズが辛いのですが、森騎手はまだ知れわたっていないので勝負するなら今のうちです。


というのも、今開催、「小久保=森」を見て「?」となって、買えなくて失敗したので備忘録的に書いておくためです(笑い)