出張の成果

久々に大阪へ出張してきた。
今回、新しく発見したホテルを試してみた。
ファーストキャビンという難波の駅前にある4000円ぐらいの安いホテルで、使えるんなら今後もと思ってだが、さてどうか。
まず4000円なので基準はそこらへんに置いての評価。
客室は、広いオフィスビルにパーテーションとカーテンでむりやり個室を作って大量の部屋を作ったもの。カプセルホテルの広い版というか、ピンサロというか(笑い)。いや、ホンマ素材がアルミとかプラスチックなだけで、部屋の作りはまるっきりピンサロ。したがって隣の部屋のかすかな物音もシコシコする音も丸聞こえである。とくに紙やビニール袋のガサガサいう音は気になった。入り口はアコーディオンカーテンで仕切られているだけという超安普請。当然カギなどない。ベッドの下にカギのかかる引き出しがあり、カバンぐらいならしまえる。ガラガラ箱は入らないのでフロントに預けるしかない。
ベッドは、幅は広いが長さが短い。五尺五寸のワシですらギリギリなのに六尺兄貴なら寝ている間に脚をぶつけまくってアッー!となること間違いない。マットの材質も4000円なりで、1万円せんようなソファベッドに横になると思ったらいい。はっきりいうと仮眠室のレベル。まあ4000円なので仕方ない。
風呂は大浴場があって、サウナもあるのでよし。ハッテンはない。
テレビが各室についているが、ワシは見ないのでどうでもいい。VODとかもあるので、そこはビデオを観て横になれるマンガ喫茶と思えばいい。
カプセルホテルと比較すれば、2000円ぐらい高い分だけスペースも広いし断然いい。ただし、5000円ぐらいのビジネスホテルと比較すれば、ベッドの材質や広さ、周囲の物音、そして何よりカギのかからない部屋というのは大きなマイナス。わずか1000円出すだけで、もっとまともな(人間が熟睡できるレベルの)ベッドで、廊下の足音や他人のいびきを気にすることなく、何より盗難やハッテンから身を守られるという安心が手に入る。この1000円をどう捉えるかで評価は分かれると思うが、個人的には1000円出してでも安心と寛ぎを求めたい。何せあのベッドでは寝心地が悪くて夜中に2,3回は起きてしまうし、その度に足音やらいびきが気になって寝付けない。神経質な人間には絶対に向かない。
はっきりいえば、10分歩いてでもスーパーホテルに行くわな。このレベルやったら。
というわけで次はない。
図太い人間ならアリかもしれんけど。安いわりには一通りの設備は揃ってるからなあ。