極意というほどでもない馬券のコツ

WIN5という馬券には感謝せねばならん。
何でかというと、馬券の買い方というのをあらためてよく教えてもらったからだ。
世の中に、本命党、穴党といるが、どちらにも共通していえることがある。それは、
上位人気馬を買わなければ外れる
ということだ。
本命党ならともかく、穴党までもが上位人気馬を買わないと負けるというのは理解しづらいかもしれないが、大穴党でもない限り、当たった時にはちゃんと3番人気とか4番人気の馬を買っているはずだ。それも1着で。
そこに気づかせてくれたのがWIN5なのだ。
これまでのWIN5の結果を見れば分かるとおり、5番人気6番人気までの馬がほとんど勝っている。率にすると、1番人気が勝ち馬に占める割合が33%、以下人気順に18%、10%、10%、8%、5%、2%…なのだ。3回に1回は1番人気が勝っていて、これは今までこのブログでも何度か分析したのと大きな差はない。
この6番人気と7番人気の間の倍近い差が、1着に据えるべきか否かのラインだ。
もっと言えば、勝っている6番人気の単勝オッズだ。
全部で9頭いるが、17倍、12倍、21倍、12倍、9倍、14倍、8倍、13倍、19倍と、ほぼ全て20倍を切っている。さらに言えば、かなりの確率で15倍を切っている。
つまり、5番人気までか15倍を下回る馬の勝つ確率が9割近いのだ。
残りの1割だけを狙って勝って、的中率も高い、という御方はおられまい。おられたらぜひお目にかかりたい。だから、穴党といえども、上位人気馬を1着に持っていて当てていると思うのだ。
ワシも、変に斜に構えて穴党ぶっていた時期もあったが、よく考えてみたら8番人気ぐらいの馬を見つけて「これこんなに人気ないなんてオイシイな」と言っていたが、そう言っていた自分がおいしいカモだったとはな。
本命党と穴党の違いは、その次、2着に何を持ってくるかだろう。次も人気馬というのが本命党、2着は手広くというのが穴党。実際、2着に8番人気とか9番人気が来て万馬券というのはよくあることだ。
という観点から考えて、JCを振り返ってみると、あれはボーナスレース。
5番人気のエイシンフラッシュが11倍ぐらい、6番人気を争っていたトーセンジョーダンウインバリアシオンが15倍ぐらい。次のトゥザグローリーは16倍超え。
原則として考えれば、1着は5番人気まで。
デインドリームブエナビスタペルーサヴィクトワールピサエイシンフラッシュから選んでくださいという問題だ。
凱旋門賞を勝ってきた馬は来ないというジンクスを受け入れればデインドリームは消えて、1年半も勝ってなくて、そもそも古馬の重賞すら勝ったことのないペルーサは論外(こんなんがこのメンバーでいきなり勝てるほど甘くはない)で、本来なら2倍か3倍のオッズで1番人気を争うはずのヴィクトワールピサは、専門家筋が「ダメだこりゃ」と判断してオッズが上がらないパターン。このケースは馬券圏内にはまず来ない。
つまりすんなり2頭だけに絞れるのだ。
ここで先行馬がどうとか考え出したのが敗因。素直に買ってりゃアタマは2頭、すぐ決まったのだ。
当然、2着候補は先行できて15倍前後とそれなりに人気していたトーセン、トゥザグローリーですんなり。ほら、簡単に馬単的中だ。
後出しじゃんけんをしてみるが、同じ思考回路でその前のアプローズ賞は当てているので、冷静に判断できるかどうかがカギ。イレコミすぎてはいかんということだ。
アプローズ賞は、10倍を切っている6番人気までから1着を探したら、先行できる馬が2頭いた。それですんなり。後は差し馬も含めてそれなりの人気、というと8番人気では20倍になるから、7番人気までで、ペースの合わなさそうなのを消したまで。それだけで、馬単が6点で当たるし、極端に言えば、そのまま3着へ広げて3連単も12点で当たる(まあ、多分、他に何頭か足すだろうが、それでも30点にはなるまい)。
何も10番人気とかブービー人気の馬を無理繰り買う必要なんかないのだ。