ストック式という考え方

ところで、昨日今日とワシの買った馬券を全部晒したわけやけど、気付いた人もいるかもしれない。
転がすときに、獲った分を全部コロガシしていない。
さらによくみると、常に1.3倍ぐらいの金額をコロガシている。
10年ぐらい前に出ていた「ストック式馬券」というやり方で、以前にも一度試したことがあった。その時は若気の至りでイレこんでしまい、結局全レース買ってるという状況で負けばかり膨らんでいたわけ。今もあまり変わってない? そんなもん、お前…(笑い)
ワシとしては、「150円」を最低ラインに買うレースの縛りをかけているので、当たって次に転がす時に必ず「ストック」が生まれる。なので連敗してもストックしてある分から補填できるので大負けしないという考え方。
実際に、今週のワシは連荘が一度もなかったので、単なるコロガシでやっていれば大損しているところを、ちょい負けぐらいで押さえられたのは、偏にストック分のおかげ。
コロガシをやるんならこの方法やろと、先週、久しぶりに読み直したわけやけど、これ、よくできてるなあ。連勝しているうちは普通のコロガシでええが、せいぜい3連勝やろ。そこで負けた時に威力を発揮する。まだプラスのはずやから、そこでは。


馬券で重要なのは、
1.どの馬を買うか
2.どの券種を買うか
3.いくら買うか
4.そもそもどのレースを買うか
である。
1については、指数やらオカルトやら様々な「必勝法」(と書いて必敗法と読む)が出ているが、2から4についてはあまり見かけない。
10割バッターならともかく、せいぜい3割か4割当たれば馬券上手と思う。12レース全部やって、4つか5つ当てたら結構すごいわな。
だから、実は馬券で儲けようと思ったら、「どの馬を買うか」というのはさほど重要ではない。極端な話、レースを絞って券種を固定したら、1番人気から3番人気ベタ買いでも儲かるかもしれんから。
もっと重要なのが2番以降なのに、馬券氏らにはかなり軽視されている。
そんな中で、「ストック式」というやり方は3番をきっちり押さえられているんやから評価されるべきやろう。もう絶版になってるんかしらんが、興味のある方は一読する価値はあると思う。


あとは、2番と4番。
4番については、ワシがこの間から指摘しているように、
・そこそこの人気馬で
・そこそこの配当
を得るためには、
・2強や3強のレースを買わない(相手にトンデモない馬のくるケースが多い。当たっても配当が安い。)
・6頭以上も単勝10倍を切るような大混戦のレースは買わない(ダテに人気しているわけではなく、人気馬に一長一短があるからどれが来てもおかしくない。つまり買い目を絞れない。)
・そこで、単勝10倍以下の馬が4頭(4混)か5頭(5混)の混戦レースだけ買う。
というのでOKやろう。4頭か5頭から、1頭から3頭選べばいい。そんなに難しい作業ではない。


2番の券種だけは、いまだに決定打がない。単勝もありやろうし(でもこれは的中率は落ちるか、下手をすれば1日に1つも買わない日だってある)、複勝もありやろうし(でも安いからしょっちゅうは買えない)、馬連でもいいと思う。
その中であえてワイドにこだわってみたのは、
複勝の堅実性
馬連のもつそこそこの配当
を兼ね備えた馬券やと思うから。
複勝で400円を獲るのはめちゃくちゃ難しい(単勝でいうと20倍ぐらいの馬やもん)。現に今日の東京ではたったの5頭しか出ていない。馬券になった馬が36頭いるから、14%の確率でしかない。
ところが、馬連なら400円を切る方が珍しい。昨日と今日の3場、計72レースで、たったの3回しかない。
その分、馬連を1点で獲るのは難しい。
ワイドはというと、400円を超える配当は珍しくない。今日の東京をみると、10回だけ400円を切る配当になっていて、残りの26組は400円以上。それでいて、馬連よりも3倍ぐらい当てやすい。
400円の配当が獲れるんなら、2連荘して2回負けてもプラスになる。
そういう妥協の産物である。


が、例えば京都の11レースみたいに、素直に単勝でよかったやんというケースもあるわな。
そこら辺は1つのことにこだわらず、柔軟に対応していくべきなんやろう。